《topics》

美味しいサツマイモ育て!

忙しく人手足りない
農家のお手伝い

大海酒造社員が苗植えで

 農業が盛んな大隅半島の中で、サツマイモは主要作物。

 焼酎やでん粉、青果用など多くの品種があるが、ここ数年は、基腐病などの影響で減収となる農家も出ていて大変な中で、今年も4月に入り芋の植え付け時期が来た。

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写真=いつもは夫婦2人で植え付けする畑

 鹿屋市のサツマイモ農家でも、芋の苗植え付けで忙しい時期。
 焼酎メーカーにとっても、美味しい焼酎造りには健康なサツマイモの確保が大切。
 鹿屋市の大海酒造では、植え付け期間中の4月から、蔵人や営業社員らが、サツマイモ契約農家の苗の植え付けの手伝いを行っており、この24日も、鹿屋市小野原町の荒平安弘さんのサツマイモ畑約4反の畑で、コガネセンガンなどの苗植えを手伝った。

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写真=苗植えを手伝った大海酒造社員

 荒平さん夫婦は、主にネギを中心に栽培、サツマイモも2町5反作っていて、この日は二か所のサツマイモ畑を移動しながら植え付けをした。
 天候を見ながら、他の作物もあったり半日とかの日もあって4反の畑でも夫婦二人でも3日ほど掛かるという。
「こうしてお手伝いしてもらえるとありがたい。5月半ばには植え付けを終わりたい」と語っていた。

     

写真=植え付けを終え農家と雑談

 大海酒造では、5月以降も通常業務の合間で苗の植え付けのお手伝いを続けていくという。
 その様子や、日ごろの活動などインスタグラムで発信。
 また、「蔵人前田のオススメ!ロックもお湯割りも美味い!海王」「お湯割りを愛する蔵人前田が勧めるお湯割りで飲んでほしい銘柄3選」なども発信。 ぜひご覧になってチャンネル登録を!…と呼び掛けている。

 大海酒造インスタグラムは…→インスタグラム
 大海酒造ユーチューブは…→ユーチューブ
 大海酒造公式ホームページは…→公式ホームページ
 大海酒造オンラインショップは…→オンラインショップ



《event》

春も!えっがね祭り
&えびね展2023

4月1日~30日
肝付町の5店舗がPR

 春も!えっがね祭り&えびね展2023は、令和5年4月1日(土)~30日(日)、肝付町高山・内之浦エリアの次の5店舗で開催する。

 同イベントをPRするため、料理の撮影会があり、1日からの開催に弾みをつけた。

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 えっがねを提供する5店舗は次の通り
お食事処 きらく
いなかのお店
活魚料理 網元
旅館ふくのや/洋食ニューロケット
瀬里奈
えっがね定食、えがね海鮮丼、えっがね味噌うどんなどがメニュー。

 県内随一の水揚げ量を誇る「えっがね」は、肝付町の特産品。
 「えっがね」とは伊勢海老のことで、「縁起がいいガネ(甲殻類)」がなまった呼び方です。
 特に水揚げが多い内之浦では、親しみを込めてこう呼ばれています。そんなえっがねの豪勢なお料理を、肝付町で食べられるのが「えっがね祭り」!今年も町内の5店舗が参加しています。
 さらに、えっがねの直売や、希少なえびね蘭の展示即売会、春のプレゼントキャンペーンも同時開催。新型コロナ対策をとったうえで、ぜひお越しください…とPRしている。

 
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 詳しくは…→(観光協会ホームページ)


大隅発!有機玉露を世界へ

オオスミ オーガニック
ティ カンパニー

その仲間たち、玉露の嗜み方

 鹿児島県の若い世代の茶生産者に有機栽培の玉露の作り方のコンサルティングをおこない、作ったお茶のマーケティングをはじめた会社、Oosumi Organic Tea Company(オオスミ オーガニック ティ カンパニー)。
有機玉露づくりにチャレンジしたその仲間たち、そして玉露の嗜み方等は次の通り。

 
     






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    《foods》

    花と食の美しい共演

    花と食”のライブパフォーマンス【たゆたう】

    持ち帰り専門店Soerw
    Coco三周年イベント

     【たゆたう】“花と食”のライブパフォーマンスが東串良町にある醤油蔵 山中醤油で開催された。
    このイベントは3年前の2月14日に東串良町にオープンした持ち帰り専門店のSoerw Cocoの福元由紀子さんが三周年イベントとして開催したもの
     オープンの際にお店の花の装飾をした錦江町にあるTRee Life のキシタ コウタさんと共に、音楽に乗せて即興で花と緑を活け通常作るお惣菜で立体的な表現をした。音楽と映像はSOL Creatorsの坂口潤成さんが担当。


    写真は、音楽に乗せてパフォーマンスする福元さんと木下さん

    アップサイクルされた什器の周りを自然界の緑や花が次々と敷き詰められ装飾されていき、ガラスのテーブルをキャンバスに見立て、お惣菜などが立体的な美しいアートを作り出した。

     パフォーマンス後の福元さんの挨拶で、普段からお弁当作りで大切にしている「色彩・味の重なり・質感・形」を季節の野菜を中心に、1つ1つ手作りし、仕切りのないお弁当箱に盛り付けました。途中で頭が真っ白になりましたが、ガラス越しから見える緑と花の世界観を見て、上と下をどう繋げようかと思うと楽しかった。そして今の季節は鮮やかな色のお野菜が多いので、お野菜をたくさん使ってみました。4年目のテーマは【お弁当からの逸脱】。お弁当箱の枠を超えてこのイベントのために作られた空間の中で食材と向き合い、大切に、自由に、お花があるからより、立体的に。今回は料理を盛り付ける過程をパフォーマンスで表現しました。
       

     キシタ コウタさんからは、コンセプトは生と死、畑をイメージしました。

     緑は自然の物で命が芽吹いてくるストーリーで天井を突き破るイメージで梅を使用。桜の原種、緋寒桜を使い、源を辿る、初心を忘れずに伸びていって欲しいとの気持ちを込めました。 地を這うように咲いていた旬の梅が、どんな状態でも咲く生命力を表し、今から芽吹くコシダを使用してみましたと挨拶。
     山中醤油の村山社長は「今後もやってみたいことをどんどん出来るような空間作りをやっていきたい。平日の仕事終わりに集まってくださりありがとうございました。」と挨拶と感謝を述べた。 パフォーマンス後は、ライブで使用されたお惣菜と同じ内容の食事が提供され、来場者は見た目も鮮やかなケータリング食に舌鼓を打った。
     今回SNSを見て初めて山中醤油を訪れた鹿屋市在住の女性は「花と食のライブパフォーマンスと聞いて、想像も付かないところが興味をそそられました。とても美しくて驚きました。」と感想を語った。
     写真は、サボイキャベツの葉脈が綺麗な裏面を器に/出来上がった作品の写真を撮る参加者


     

    《topics》

    バレンタインデーに!
    jancacaoとtokki

    鹿屋生まれジャントッキー
    ビターチョコ+お芋

     鹿屋産のさつまいも「紅はるか」を、スティック状に薄くスライスして香ばしいチップスにし、それだけでも美味しいけれど、そのチップスに、鹿屋の工房でつくられるビターチョコレートをかけ、そのかすかな酸味がさつまいも本来の甘さを引き立てる「ジャントッキー」が、バレンタインデーを前に話題になっている。

     

     「ジャントッキー」は…、こだわりのカカオ豆と県産粗糖を使ったカカオマスやチョコレートづくりに取り組んでいる鹿屋市新川町のJANCACAOと、農業のプロとしてどこよりも情熱をもって、消費者においしい野菜の提供を行っている農業法人をベースにスムージーや焼き芋を販売している下祓川町のvege shop tokkiがコラボして出来上がった鹿屋生まれのお芋スティック。


     JANCACAOとtokkiが心を込めて丁寧に手づくり。「あなたの想いも込めてプレゼントしてみてはいかが。」と呼びかけている。
     50gで540円。JANCACAOとtokki両店で販売している。

     

     JANCACAOは、鹿屋市新川町819、電話080-3947-4771。定休日=不定休
     Instagram:@jancacao
     ベジショップトッキーは、下祓川町3596-1、電話0994-45-5151、営業時間9:00~14:30、定休日=不定休
     Instagram:@vege_shop.tokki



    食・農ビジネスかのや
    未来フォーラム

    食関連事業者異業種交流
    ビジネスチャンス創出

     ビジネスチャンスの創出!鹿屋市内食関連事業者の異業種交流会「食・農ビジネスかのや未来フォーラム」が令和5年2月9日、鹿屋市のホテルさつき苑で開催された。





    《topics》

    鹿児島のうんまか深海魚
    鹿大の大富教授講演

    すし商出前授業
    鹿屋中央高で実習

     後継者育成支援事業「すし商出前授業」が令和5年2月6日、鹿屋中央高校調理・食物コース1年生を対象に開催され、また、鹿児島大学水産学部の大富潤教授を講師に、「鹿児島のうんまか深海魚」と題して講演があり、熱心に聴き入っていた。

     (公財)鹿児島県生活衛生営業指導センターによるもので、実習は鹿児島県すし商生活衛生同業組合のメンバーが講師、指導者となって行われた。
     同センターの川畑浩志事業部長が概要を説明、鹿児島県すし商生活衛生同業組合の栄楽寿司、米川淳司さんが、すしやすし店の歴史、現状などの概要説明。
     実習は、鹿児島県すし商生活衛生同業組合(松延憲次理事長)など7名により行われ、出来上がった寿司を実習。講師と生徒との意見交換があった。


    •  講演では、大富氏が「2006年、我が国にとって衝撃的なことが起こった。それは魚食大国日本が肉食の国になった」ということ。
       日本は昭和40年代から平成はじめまで、ほかの国に大きく水をあけ魚介類消費量1位だったのに、平成になってから減り続け、逆に他国が増え、平成18年には韓国やノルウエーに追い越された…などグラフを見ながら話した。

       また、鹿児島県は水産県ですか、それとも農畜産県? あなたはふだんどんな魚を食べていますか?
      スーパーに並んでいる魚、おこぜやエビ、はまぐり、サバなど外国産で、サーモンも日本の天然のサケとは違うニジマス、RAINBOW TROUTだ。

       目の前にある鹿児島湾(錦江湾)の養殖カンパチは、全国の約5割を生産、県内最大の生産場所。もっと大きな錦江湾の魅力は、内湾にして深海であること。


       深海とは水深200m以上の海ことで、錦江湾のとんとこ漁では、さまざまな種類の深海魚がいて、その中でも、ナミクダヒゲエビ(あかえび)がいて、このエビを専門にとる漁業者がいるのは、世界中で錦江湾だけ。
       このほか、大富氏が命名した、少し小さいヒメアマエビ、これらがかごしまのうんまか深海魚として今、シールを張ってスーパー等で売られるようになってきた。

       ヨロイイタチウオ、ボウズコンニャク、ウッカリカサゴなどがとれ、ボウズコンニャクは高級魚と言われるノドグロみたいにおいしい。


      世界でここだけ錦江湾の
      深海魚を知って食べて

       鹿児島大学水産学部水産資源科学分野の大富研究室では、付属練習船南星丸で錦江湾深海底の生物を研究。底引き網調査をし、キュウシュウヒゲ、マルヒウチダイ、フタホシイシガニ、シラエビ、オオメハタ、アイアナゴ、バラチゴダラ、ナミアイトラギス、カゴカマス、ウチワエビ、シオイタチウオなど錦江湾には、いろいろなうんまか深海魚がいることが分かった。

       そしてこれまで錦江湾で発見した新種、日本初記録種などがあり、NHKと共同で錦江湾海底探索も行い、大スクープもあった。
      なのに、消費者の反応、意識は低い。
      例えば駿河湾のあぶらこそはマルヒウチダイ、本エビはヒゲナガエビで、とろぼっちはアオメエソで、錦江湾にたくさんいてスーパーで売っている。

       私たち鹿児島に住む人たちが、世界でここだけ、日本でここだけ…という錦江湾の深海魚を知ってほしいし、食べてほしい。調理師になろうというあなたたちが調理をしてほしい。

       深海魚を目玉に鹿児島の海の幸の認知度を上げ、水産業を活性化させたい。
      地魚を食べることで、「私たちの海を大切にしなければ」という気持つが強くなり、それが海を守る力にもなる。 鹿児島深海魚研究会を立ち上げて、うんまか深海魚のメニューや商品を提供するなど活動しており、鹿児島を西の深海魚王国にしよう!など訴えていた。

     
       

    《topics》

    バレンタインデーに!
    jancacaoとtokki

    鹿屋生まれジャントッキー
    ビターチョコ+お芋

     鹿屋産のさつまいも「紅はるか」を、スティック状に薄くスライスして香ばしいチップスにし、それだけでも美味しいけれど、そのチップスに、鹿屋の工房でつくられるビターチョコレートをかけ、そのかすかな酸味がさつまいも本来の甘さを引き立てる「ジャントッキー」が、バレンタインデーを前に話題になっている。

     

     「ジャントッキー」は…、こだわりのカカオ豆と県産粗糖を使ったカカオマスやチョコレートづくりに取り組んでいる鹿屋市新川町のJANCACAOと、農業のプロとしてどこよりも情熱をもって、消費者においしい野菜の提供を行っている農業法人をベースにスムージーや焼き芋を販売している下祓川町のvege shop tokkiがコラボして出来上がった鹿屋生まれのお芋スティック。


     JANCACAOとtokkiが心を込めて丁寧に手づくり。「あなたの想いも込めてプレゼントしてみてはいかが。」と呼びかけている。
     50gで540円。JANCACAOとtokki両店で販売している。

     

     JANCACAOは、鹿屋市新川町819、電話080-3947-4771。定休日=不定休
     Instagram:@jancacao
     ベジショップトッキーは、下祓川町3596-1、電話0994-45-5151、営業時間9:00~14:30、定休日=不定休
     Instagram:@vege_shop.tokki



     

    《topics》

    大隅の豊富な野菜使い
    ペースト加工など

    ダンフーズ㈱(本社愛知県)
    志布志安楽工場落成

     ダンフーズ株式会社(螺澤誠二郎社長)志布志安楽工場の新築工事落成祭典が4日行われ、工場内覧もあった。

     落成したのは、安楽大迫工業団地内(志布志市志布志町安楽4623番地3)の一角で、ダンフーズ株式会社は、平成31年1月に志布志市と立地協定を締結。
     今回、東九州自動車道や都城志布志道路による交通アクセスのよい敷地面積7,671平方メートル、延床面積約1,382平方メートルの新工場を落成させたもの。


    •  同社は愛知県で昭和49年、野菜の一次加工品製造販売で創業。平成7年には北海道斜里町にも工場を開設するなど一貫して野菜の一次加工品を行い加工食品製造メーカーに提供。今回の志布志安楽工場では、大隅半島の豊富な野菜原料を使いペースト・ピューレ加工、カット・ソテー加工を行う。

       今回の志布志市進出は、創業者の事業方針や大手食品メーカーからの要望を受け、野菜原料豊富な大隅半島、南九州地域で生産される規格外品を含む農産物の加工品を製造。
      地域においては、雇用機会の拡大や地域農業の発展及び志布志港の貨物取引量の増大につながり,地域経済の浮揚発展に大きく寄与するものと期待されている。

       この日は、工場の内覧会があり厳かに神事が行われ、直会では螺澤社長が、当初県内5か所の候補のうち志布志市の熱心な取り組みがあったこと、コロナ禍で計画が遅れた間も県や市のサポートがあったこと、そしてスタッフの研修が充実してでき、半導体不足など生産設備導入などウイズコロナの中の5年間でも工場が完成したこと…など報告。


       そして「九州進出は創業者の念願、夢でした。ペーストの生産ラインでは最大規模であり、弊社ではペーストの売り上げが約半分を占め、その生産能力が大幅に向上する。
       また志布志市の甘藷はじめ地元の野菜や廃棄野菜、未利用資源を最大限に活用させてもらい、全国へ届けてまいりたい。」などあいさつし、社名の由来を紹介、そのもととなったパイプが、濱島工場長に手渡された。

       志布志市の下平晴行市長、平野栄作市議会議長、県産業立地課の東俊浩課長補佐による祝辞のあと祝電披露があり、設計施工の久徳建設㈱、久徳博文社長、生産設備設置のナラサキ産業㈱西日本産業機械部、田中寿直部長に感謝状贈呈。

       同工場の濱島昭人工場長がスタッフを紹介。同社の製品も紹介され「志布志市のふるさと納税返礼品になるような商品を作っていきたい」など抱負を語った。
       螺澤七郎会長から、創業者が言った九州へ工場を…という志を繋いできたことなど含めお礼のあいさつし、新たなスタートを切った。