《スポーツ 》
走り幅跳びに児童がチャレンジ~ジャパンアストレ
菱田小5・6年生に手平裕士選手が陸上教室
大崎町のスポーツを通じた活性化を図るため、今年7月に法人化した「一般社団法人スポーツ観光おおさき」と、日本トップ現役アスリートが実際に動きを見せ指導する「一般社団法人F-RUNかごしまWings AC」が協同した陸上教室が、令和6年9月24日、ジャパンアスリートトレーニングセンターで開催された。
この日は、菱田小学校(平山淳郎校長)の5・6年生12人が、走り幅跳びの手平裕士選手、手平成美氏の指導を受けた。
手平裕士選手は、一般社団法人FーRUNかごしまWings AC所属、鹿児島国体走り幅跳び鹿児島県代表、和歌山国体4位、岩手国体優勝、日本選手権2位。
手平成美氏は、元鹿児島銀行所属走り幅跳び選手で、全日本クラスの大会で活躍、2021年引退。
準備運動を行ったあと、施設としては国内トップクラスの150m直走路の中で走る姿勢、足の上げ方、腕の降り方など習い、立ち幅跳びでフォームを整え、手平選手がお手本を見せ、日本陸連公認施設の室内競技場で走り幅跳びにチャレンジした。
一人ひとりが飛んだ距離を測定し、3mを超える児童には拍手がわいた。
この日は石川県金沢市の金沢文化スポーツコミッションの里見浩次郎統括マネージャーも視察に訪れており、熱心に教室を見学。
「こうした環境で授業ができることはとてもうらやましいです。夏の暑い日でもインドアで練習や授業ができる環境、それもトップアスリートによる指導で子どもたちへの教え方も上手、組織としてのバックアップ体制もあり、金沢では考えられないです」など語っていた。
走り幅跳びでそれぞれの記録が出され、体験した感想や、「速く走るためにはどうしたらいいですか…」など手平選手への質問もあり、手平選手は最後に「目標をしっかりもって頑張ってください」とエールを送っていた。
6年生の平城笑夏さんは「自分の記録が分かって良かったと思うし、先生はすごいなと思った。記録は2m50㌢で、足がちょっと合わなくて悔しかった。」など話していた。
手平選手は「素直な子どもたちで、みんなとても上手で能力が高いし、小さいときからこうして体験し、経験していくといい選手が育つと思います。アクセスはちょっと悪いですが、それでも余りある立派な施設だと思います」など話していた。
なお、10月2日にも、大崎町立大崎小学校で陸上教室が行われ、鶴田怜美選手が指導を行う。
鶴田選手は、南九州ファミリーマート所属。
鹿児島県出身(天保山中→鹿児島女子高→大東文化大学) 。
自己ベスト(100m11秒44、200m23秒17)2024
2020東京オリンピック400mリレー代表
2024日本選手権室内60m優勝
世界リレー日本代表
日本選手権200m第2位他