《事件・事故 》
心身の健康を保ち働き続けられる職場、戦略的に健康経営を
ワーク・ライフ・バランスセミナー
誰もが活き生きと働く職場を実現するワーク・ライフ・バランスセミナー~働く人として、組織のリーダーとして踏まえておきたいこと~が、令和6年1月17日(水)13:30~15:30、鹿屋市役所7階で開催され、鹿屋市内外の27事業所39名が参加した。
主催は鹿屋市。
講師は、上村ひさみ氏
鹿児島健康経営アドバイザー協会代表、合同会社オフィスイエローシード代表、健康経営エキスパートアドバイザー(東京商工会議所認定)、ワークライフバランスコンサルタント(株式会社ワークライフバランス認定)。
人口ボーナス期で経済発展に成功した時代を経て、医療や年金制度が充実して高齢化が進み「支えられる人」が「支える人」を上回り、社会保障費などが重い負担となるため、消費や貯蓄、投資が停滞する人口オーナス期。
そうした中で、やりがいを感じながら仕事の責任を果たし、かつ家庭や育児、地域活動など日々の暮らしの充実を図るものと読むことができる考え方、企業経営のあるべき姿を、ワーク・ライフ・バランスの観点から考えていくセミナー。
セミナーでは、働き方の見直し、「仕事を振り返る」「働き方を変える」「早く帰る」「人生を変える」の4つのカエルを実行するために、みんなのありたい姿に向けて定期的にチームメンバーで行う短い会議で、みんなのありたい姿を語りイメージを共有。
その「カエル会議」で、書類やデータを整理、マニュアルを整備して休暇を取得、思い切って定時退社日を決める、仕事に追われる状況から抜け出す…などを行う。
そうした成功事例の企業等を紹介。
心身の健康を保ちながら働き続けることが求職者が働く職場に望むことのトップであり、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営や健康投資を行い、健康経営の浸透が、就職の「決め手」になる。
人が離職する3つの理由は、労働条件が悪い、働き甲斐がない、人間関係が悪い…などで、会社ごとにその在り方の最適解は違うのが当たり前、構成メンバーが違うと必要なことの優先順位は違う。
だから、言葉を交わし合うしかない…など話した。
参加した企業の中、「24時間対応の仕事で業種的に難しいところもあるが、今日勉強したことを活かしながら健康経営を考えていきたい」など語っていた。