2023年11月29日 17時29分
《防衛 》
米軍オスプレイ1機が屋久島沖に墜落、8人中1人は救助、捜索中
29日午後2時27分頃、左エンジンから火を噴いて着陸
29日午後、米軍横田基地所属のオスプレイ1機が、山口県の米軍岩国基地から沖縄県の嘉手納基地に向かう途中の屋久島空港近くの海岸に墜落、乗組員は8人で、1人は発見されたという。
写真=2020年12月海自鹿屋基地で展示されたオスプレイ
これは、午後2時47分、「所属不明のオスプレイが屋久島沖に墜落した」と、近くで漁をしていた漁師が118番通報。
県危機管理課の情報では、午後2時37分ごろ、屋久島空港近くの海岸にオスプレイが左エンジンから火を噴いて着陸。
米軍所属機の乗組員6人で、午後4時ごろには、現場海域で捜索している屋久島町救難所所属船から1人を発見したとの連絡が入った。発見された男性の意識はないという。
オスプレイは、米海兵隊の主力兵員輸送機。日本ではMV22が沖縄県の普天間飛行場に配備。
海上自衛隊鹿屋航空基でも、地米軍岩国基地(山口県)の空中給油機KC-130の訓練が一部移転、同訓練には、MV-22オスプレイも参加し、2020年12月には、鹿屋基地でも展示飛行を行っている。
主翼両端のプロペラの角度を変えることでヘリコプターのような垂直離着陸と固定翼機並みの速度で長距離を飛行することができるが、開発段階から墜落事故が相次ぎ、安全性が懸念されていた。