2024年06月04日 10時06分

《戦争と平和 》

世界平和実現に向け努力重ねること使命~肝付町戦没者追悼

 令和6年度肝付町戦没者追悼式が6月1日、肝付町文化センターで開催され、多くの町民らが参列した。

 肝付町は平成の大合併で2005年7月に高山町と内之浦町が合併し、肝付町が誕生した。

 しかし、戦没者追悼式だけは合併前のまま高山地区と内之浦地区で遺族会主催で別々に行われてきた。高山地区では300人いた戦没者の親が10人以下に減少し、追悼式開催が困難になり、高山と内之浦地区合同で、肝付町が主催して開催している。


 永野和行肝付町長は式辞で「戦争の悲惨さを再びくり返すことのないよう、世界平和の実現に向けて努力を重ねることが私たちに課せられた使命であります。肝付町に生まれてよかった住んでよかったと思われるように、全力で取り組んで行くことをここに誓います。」と述べた。

 恒吉智彦議会議長は「恒久平和を願い努力を続けていくことをお誓い申し上げます。」と述べた。

 西俊一肝付遺族会会長は「本日の追悼式開催に努力くださった永野町長と議員の皆様にお礼申し上げます。戦没者は肝付町で765人、旧内之浦町で310人であります。平成29年2月に第1回の肝付町主催の戦没者追悼式を開催して頂きました。追悼式は3年間続きましたが、新型コロナウイルスのために休み4回目の開催になりました。戦争は絶対にしないと誓いをしましょう。」と述べた。

 高山中学校2年の永野愛衣さんが平和メッセージを朗読。

 肝付町長・議会議長・小俣泰二郎海上自衛隊鹿屋航空基地首席幕僚長・山下健一肝付警察署長などが献花し、最後に高山小学校と高山中学校児童生徒代表も献花しして、終了した。
 式終了後に参列者全員に献花された花を分けて、持ち帰った。

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