2024年04月11日 08時45分

《イベント・行事 》

第23回古民家ギャラリー田鶴~バラいろの香りを纏う

鹿屋市大姶良町で4月30日まで開催

 鹿屋市大姶良町の古民家ギャラリー田鶴(TAZU)は、令和6年4月30日(月)まで「バラいろの香りを纏う」を開催中。時間は午後1時から午後6時まで。

 4月5日には、高山和己さんと鈴木聖子さんによる二胡演奏会、高山さんによるマジックショーもあり、風情ある古民家に美しい音色の二胡が響き渡り、癒しの時間を共有した。

写真=バラをデザインした吉村さんの手描き作品

 同ギャラリーは、空き家になっていた150年前の古民家を再生し、年に2回のペースで作品展を開催。

 今回、主催の吉村田鶴子さんがデザインし手描きしたブラウスや絽のちりめん訪問着、チェニック、羽織り、ベスト他を販売。

 吉村さんは、故郷を離れ東京での生活が長かったが、長年人形作りなどをしてきて、しばらく親の介護で東京と鹿屋を行き来する中で、祖先の思いが詰まったこの古民家がこのまま朽ち果ててしまうのはもったいないと考えるようになって、古民家に手を加え、素敵なギャラリーとして再生。

 自分の作品を中心にこれまで、季節ごとに「ばら色の風に想いを寄せて~ふるさとのバラに魅せられて布に描く~」、「~初秋へのいざない~」等開催してきた。

 ギャラリーになった古民家は、旧大姶良村の村長を2代続け、その前は庄屋として地域の繁栄に貢献してきた肝付初代兼俊の分家である梅北家の梅北邸であり、洋風な趣を感じられるモダンな部屋もあり、落ち着いてゆったりできるスペースの中で、作品を眺めるだけでも癒される。

 吉村さんは「年2回開催で12年目、23回目の開催となり、皆さまがこうして集っていただき感謝。

 ギャラリーでは最初は既製品を展示販売していましたが、やっているうちにこれではつまんない…と、東京の知り合いの作家さんの作品、今では地味かなと思うくらいですが、GINZA5FIVEに出展されていたのがBSで放送され、話題になりました。

 加えて私が手描きしたブラウスなども展示し、今のスタイルを皆さまに知っていただくようになりました。ファッションも時代によって変わってきますが、手づくり、手描きの洋服を皆さんにみていただきたい」と話している。

 古民家ギャラリー田鶴は、鹿屋市大姶良町273(旧梅北邸)、鹿屋市街地方面から県道73号線の慈恵園入り口から左折した先の右手にある。電話は090〈1842〉3535。

写真=高山さんによるマジックショーも

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