2024年02月28日 12時37分
《伝統 》
田の豊作を祈念する「祈年祭」～東串良町の廣田神社
東串良町池之原の廣田神社で令和２月22日、田の豊作を祈念する「祈年祭」が行われたが、インフルエンザ等の感染防止にのために棒踊りの奉納芸能は今年もなく、寂しい祭りとなった。
棒踊り奉納は踊り子が密になって踊るため、インフルエンザや新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止された。神社での祭り後に各家庭を訪問しての踊りも中止された。
神社神事後、例年だと境内では木枝で作られた雄カギと雌カギが引き出し、カギを掛けて引きあい作物の豊凶を占うが、これも中止された。
台座に乗せた木型の牛に田を耕すモガを引かせ、境内を田に見立て牛は３回巡って耕した。
宮司の「風吹て 深山御園が騒ぐとも 蒔し五穀や 四方や 騒がし」の歌に合わせ、神官がイヌマキの芽を半紙に巻いて稲苗として田植えして、別の神官が種籾を蒔いて今年の豊作を祈念した。
参加者は「早くインフルエンザやコロナが去り、今年も豊作になるように祈願した」と話した。
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