2024年04月06日 07時55分

《医療・福祉 》

新たな交通手段「区域運行型デマンド交通」輝北で運行

1日5便、かのや市乗合ワゴン輝北線

 かのや市乗合ワゴン(輝北線)運航開始式が、令和6年4月3日、輝北ふれあいセンターで開催された。

写真=テープカットを行い運用開始

 鹿屋市では、公共交通不便地域居住者の移動手段を確保し、日常生活の利便性向上を図るため、新たな交通手段である「区域運行型デマンド交通」として、「輝北地区」内及び「輝北地区」から「恒吉地区(曽於市大隅町恒吉)」「野方地区(曽於郡大崎町野方)」の乗降ポイントまで、「かのや市乗合ワゴン(輝北線)」の運行がスタートしたもの。

写真=早速利用者第一陣が到着

 輝北周辺住民なら誰でも利用できるが、一般のタクシーとは利用方法が異なり、事前に利用者登録をし、利用に際してはその都度予約が必要となる。

写真=安全運転を祈念しドライバーへ花束

 一般のタクシーと「かのや市乗合ワゴン(輝北線)」の違いは、輝北地区内と曽於市大隅町恒吉地区の一部又は曽於郡大崎町野方地区の一部の区域の間を運行する「予約型乗合ワゴン」となり、鹿屋市が道路運送法第78条に基づく「自家用有償旅客運送」の登録を受け、鹿屋市社会福祉協議会に運行業務を委託して運行することになる。

 利用者が1台の車両(ワゴン車又は軽乗用車)に乗り合い、予約があった場合のみ運行。

写真=輝北地区町内会進絡協議会の堀切育雄会長があいさつ

 乗降可能場所・区間は、「輝北地区内の乗降登録場所(自宅付近など)」と「輝北地区の指定乗降ポイント10か所」「恒吉地区の指定乗降ポイント1か所」「野方地区の指定乗降ポイント2か所」の間、「輝北地区の指定乗降ポイント10か所」相互間、「輝北地区の指定乗降ポイント10か所」と「恒吉地区の指定乗降ポイント1か所」「野方地区の指定乗降ポイント2か所」の間で、予約があった利用区間を最短経路で運行する。

 運行日は毎週月曜日、水曜日、金曜日で、1日5便運行し、運行時刻もおおむね決まっている(祝日と年末年始(12月29日~1月3日)は運休)。利用料金は200円、70歳以上、小学生以下、運転免許証返納者などは半額。

写真=社協の宮下昭廣会長があいさつ

 この日は、中西茂鹿屋市長があいさつ。
 輝北地区町内会進絡協議会の堀切育雄会長があいさつ
 運行事業者である鹿屋市社会福祉協議会の宮下昭廣会長があいさつ
 
 7人の利用者が乗り込んだワゴン車が式典会場のセンター前に到着すると拍手で出迎えられた。
 輝北地区民生委員児童委員協議会の桑波田勝子さんから、ドライバーへ花束贈呈があり、次の関係者らによりテープカットがあった。
中西市長、鹿屋市議会の花牟礼薫議長、鹿屋市社会福祉協議会の宮下会長、福永辰郎副会長、輝北地区町内会進絡協議会の堀切育雄会長、
地区民生委員児童委員協議会の竹下光政会長。

 この日、ふれあいセンターまで利用した川原百合子さん(87)、田脇サダ子さん(86)らは、「気持ちよく来られた」「どこでん行っがなるのでありがたいこと」「免許返納者は半額なので良いです」「これまで運転していたが、免許を返納したらどうしようと思っていた。使いやすくなる」など話していた。

かのや市乗合ワゴン(輝北線)運行日、利用料金、区域図、時刻表、路線バス接続表等

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