2024年04月05日 17時53分

《教育・社会 》

「文武不岐」掲げ充実した4年間を~鹿屋体育大学入学式

 令和6年度鹿屋体育大学入学式が4月5日、鹿屋体育大学水野講堂で行われスポーツ総合課程128名武道課程49名、3年次編入生19名大学院生26名が新たな一歩を踏み出した。

写真=入学式会場

 今年度は制限なしでの実施となり、保護者の参加や在学生により結成された合唱団による学生歌の斉唱も復活した。

 真新しいスーツに身を包み、緊張した面持ちで入学式に参加した新入生の表情からは4年間の決意も感じられた。

写真=新入学生

 式では金久博昭学長が「新入生の皆さんご入学おめでとうございます。新入生の心の中は学生アスリートとしてスポーツを実践するということが大きなウエイトを占めていると思います。しかし、本学の学生として求められるのは、するということだけではなく学ぶという事を併せ持つ姿勢です。

 スポーツや武道は多様な側面を持つ人間独自の非常な高度な営みであり、それらの本質を理解するには、複数の学問の領域を横断的・複眼的に視野を持って学ぶ必要があります。ぜひ皆さん一人一人が自身を律する規範として文武不岐を掲げ本学での新たな挑戦をスタートして下さい。

 自然豊かな大隅の地で地域の皆様とのふれあいを通して充実した学生生活を過ごして下さい」と告辞した。

 新入生を代表して中道綺華さんが「日本で唯一の国立の体育大学である鹿屋体育大学に入学出来た事は最高の喜びであり栄誉であります。私はカヌー部に入部し技術はもちろん人間性も成長できることが楽しみです。

 そして世界の第一線で戦える選手になれるよう日々精進します。スポーツ・武道・体育及び健康づくりの中核的リーダーNIFSNEXT30で掲げているA.C.E.KANOYAに学生一人一人がなれるように学業及び競技力の向上に励むことを誓います」と宣誓した。

写真=新入生代表 中道綺華さん

 式が終了すると先輩たちが新入生を歓迎し、写真を撮るなど賑やかな学内となった。
新入生の宮崎県出身の平野陽菜さんは「陸上部で槍投げをしています。自分の夢の実現の為に4年間頑張ります。将来は世界で活躍するアスリートと体育教師になることです」と元気いっぱいに話した。

 山口県出身の鹿毛睦心さんは「良い結果が残せるように4年間頑張ります。剣道で日本一になることが目標です」と抱負を語った。
また東京都出身の沼澤希さんは「野球部に入部して人として成長したい。4年後は教員になりたい」と力強く語った。

 新入生らは競技面での抱負や学生生活の楽しみなどを語り4年間での夢を膨らませていた。
 全国から集まった将来のトップアスリートらが文武不岐の姿勢を掲げ将来への一歩を鹿屋の地から踏み出した。

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