2024年06月01日 08時36分

《雑草 》

大隅半島の夕日や山並みの景観、人によっては宝に変わる

 南大隅町でオールドカ―フェスタが開催された。
 今年で2回目を開催して大方の人達は単発で終わるのでなく、続けて開催して欲しいと願っていた。2回目が開催されたその時期は私事が多く、雑念でストレスがたまり失念してしまい、気が付いたのは翌日2回目が開催されたことを新聞報道で知り、しまったと思ったが後の祭りであった。

 イベントを開催する事は相当なエネルギを使うので、新聞や告知欄を出来るだけ使用して幅広くフアンに知らしめる努力が欲しい。ドラゴンボート・フエステバルは定着して、恒例の南大隅町のイベントとして有名になっている。若い人達はやる気十分であることは以前から知っていたし、行政の職員も何事にもこれは町発展に繋がる事に挑戦する意気込みを感じていた。

 オールドカー展示車には貴重な車や珍しい車まで約190台のオーナが持ち寄ってくれて、観客は約5000人以上が集まり堪能したと言う。開聞岳公園の麓で開催される恒例の、オールドカーフエスタには欠かさず観に行った。

 大隅半島から会場に行くにはアクセスが不便で、指宿・山川港に行くにしても便数が少ないし、台数も多くは乗れない場合がある。夕方早い便が最終に成ると薩摩半島に渡ると鹿児島周りで帰着する事になる。車を渡さなければ不便であるので・知覧・穎娃を経由して行くことになるが、電車で行く事もあるが開聞岳公園は何れにしても、一日かかりでオールドカーフェスタに行った。

連なる茶畑と開聞岳の美しさは流石

 それも枕崎方面散策を兼ねて行ったことがある。大野岳に車で登り茶畑の見事さと、開聞岳の美しさは流石に薩摩富士と言われる所以が分かる。

 茶畑の見事な植え込みも知覧や穎娃でなければ、見る事は出来ない風景である。まだ新幹線の無い時分東京から在来線特急で鹿児島まで、24時間 掛った時代に車窓からから眺める駿河の雄大な茶畑も見事で、静岡の茶畑はなだらかな波の様に刈り込んでいる、下の方にうねりの様に向かう壮大な茶畑の景観は茶葉波の様に見事さを醸し出している。

 大野岳の裾のから眺める景観は、私の青春時代に広沢虎造と言う浪曲師がうなる清水次郎長の一節を思い出す。遠州森の石松~から駿河の国の茶の香りと唸る名調子は、今も忘れはしない汽窓から眺める景色である。

 知覧から穎娃に向かう途中何処かで観た景色だと思いながら、富士山を背景に汽窓から眺める景色がオーバーラップしてくる。何処かで観た景色は駿河の国の茶畑の景色とダブるのである。

有名になった観光地とイベントと

 名峰富士と薩摩富士(開聞岳)それに加えて大野岳の遠景は紛れもなく、24時間かけて東京から帰鹿する度に眼に飛び込む茶畑の風景がダブるのであった。現在は知覧茶もブランド化しているが、以前は静岡産になるのだと聞いたものである。その所以が分かったのは茶畑の生育環が似ていたからであったである。

 雄川の滝も佐多岬も観光地と有名になって来ておりこれに満足せず、ドラゴンフェスタも定着して来ておりマンネリ化に成らず異種競技等と交流を図り、場所とスタッフ等の創意工夫で壮大な楽しいイベントに昇華させて欲しい。

 自然の景観はその地の持つ魅力で、開聞岳をバックに夕日が映える洋上に赤い帆のヨットが波しぶきを上げる様は、ビリーボーンの名曲「夕日に赤い帆」がバックミュジックで流れる様は、ロマンチックな若いカップルに未来を語る環境を設定する趣向も好図くりまれる。

発想の転換で南大隅の地が栄えると思う

 年老いたカップルにも若い頃の思い出の回想シーンを彷彿とさせる雰囲気作りもスタッフの値千金を演出するのも、全てがその地の風景や美しさが宝となりその様な努力があってこそ、名所に昇華していくと思う。大隅半島の景色、夕日や山並みの景観は見る人にとっては宝に変わる自然が与えてくれるのである。

 凄い国防上の訓練施設が馬毛島に完成する事を、南大隅町は見学ツアーとして洋上から訓練風景を観察出来る拠点にできないか。宿泊施設も既存の施設を利用すればよいし、その時代に迎合した生きる術を味方にして、国防の最先端の戦闘機の航空母艦の離発着訓練を、見学出来る様子を間近に見る事が出来るメッカになる。

 時代が出要とする施設を傍観するだけでなく、地域が豊かに成ることを模索して欲しいものである。オールドカーフェスタが南大隅町に定着して、ビンテージカ―フアンが垂涎の車が集い、多くの旧車好きの人達が集まる場所が南大隅町に出来る事は嬉しい。今からは発想の転換で南大隅の地が栄えると思う。皆で応援して発想を未来につなごう。(岩重20240601)

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