2023年12月13日 07時30分

《空家再生 》

釘ない木組工法、太い梁、一枚板の小上がり床、欄間彫刻など活かして

わいわいしながら古民家のDIYをしよう!

 「わいわいしながら古民家のDIYをしよう!」が、令和5年12月9日、鹿屋市本町3番5号の岩元邸で行われた。

 岩元邸は、鹿屋市中央商店街内にある築100年以上、建坪80坪に10部屋ほどの立派な古民家。

 釘を使わない木組みの工法、家を支える立派な太い梁、一枚板の小上がり床、欄間彫刻、天井の造作、窓の寄せ木細工など、今の建てようとしても、その職人が居なかったりして難しいと言われ、歴史的、文化財的な価値のある建物。

 この日は、30人近い家族連れなど市民、県民が参加し、3班に分かれて大工やふすま屋などプロからアドバイス、手本を示してもらい、腐食した廊下床の張り替え、障子の張り替え、部屋やトイレ、庭の掃除などDIYワークショップとして行われた。

 同ワークショップは、築100年の歴史的建造物再生し、中心市街地に残る素晴らしい資産を活用し、昔の面影を残したにぎわいづくりの場を作り出すこと、

 また中央地区商店街の他の空き家にも目を向け、活性化に繋げることが目的。

 DIY作業が終わってから、参加者により、この日の感想や古民家活用のアイデアなどを話し合った。

 「初めて建物に入ってみて、まずびっくりしたのが、築100年となると窓や扉などがサッシなどに替えてあったりするものですが、トイレや浴槽は別にして、それぞれの部屋の造作がそのまま残してあって、文化財としての価値があると感じたことで、よくそのままで残していただいた…と驚きです。これをぜひそのまま残して活用してもらいたい」

 「10部屋近くある間取り、それも本間で広く、写真撮影会などで使えるのでは」

 「この古民家主が昔、地域の農地、耕作放棄地を管理したり、地域の農業のために大きな役割を果たしてきたということも聞いていて、今後農に関して何かできれば」などの意見が出されていた。

 今後は、この古民家活用のアイデア出しのワークショップを開催する予定で参加者を募り、地域の人々や関係機関と連携しながら幅広い意見を収集、共同で活用のアイデアを生み出していく予定。

今後の予定は、次の通り。
12/23(土)13:30~
 DIYをしてみての課題、やりたいことを出し合おう
1/21(土)14:00
 必要になることを話し合う、課題の整理
2/10(土)13:30
 まとめ、来年度以降の活動方向

参加申込、問い合わせは
電話
久木田さん090-1978-5264
米永さん090-9492-5317
メール
kanoya.renovation.project@gmail.com

かのやリノベーションプロジェクト インスタ

最新の記事

合計 1369 件中 1ページ目を表示

カテゴリ最新記事