2026年09月09日 05時07分

《芸術・芸能 》

今年の射手は永野公大君 10/18本番の高山流鏑馬

 肝付町の四十九所神社で、およそ900年にわたり受け継がれている伝統行事「流鏑馬」の始まりを告げる祈願祭が、令和8年9月4日、同神社で開催され、今年の射手、高山中2年の永野公大君らが、神事を執り行った。

写真=玉串奉てんする高山流鏑馬保存会の吉松博志会長

 8月13日に射手の正式依頼のための初顔合わせがあり、この日は祈願祭のあと、初練習も行われる予定だったが、雨天のため同神社での祈願祭だけとなった。

 この日から本格的に流鏑馬が始動、本番の10月第3日曜日まで練習に励むことになる。

写真=射手の永野君も玉串奉てん

 厳かに祈願祭が行われたあと、射手の永野君は「不安もありますが、空手もしているので、流鏑馬の射手をすること、勉強と文武両道できるよう頑張りたい。いよいと流鏑馬が始まるという実感がわいてきました」と意気込みを語っていた。

写真=令和8年度射手の永野公大君

 10月18日の本番では、この伝統行事に合わせ「高山やぶさめ祭」も開催され、四十九所神社そばの歩行者天国には露店が立ち並び、高山橋河川敷のイベント広場ではステージショーや物産店などのさまざまな催し物でにぎわう。

 高山四十九所神社の流鏑馬は、鹿児島県指定無形民俗文化財。
 毎年10月第3日曜日、肝付町新富麓の四十九所神社に奉納される。

 神社前の長さ330mの馬場に立てられた3本の的を走る馬上から弓で射るもので、これを3回くり返し合計9本を射る。
 射手は地元の中学2年生の中から選出される。射手に選ばれた少年は1カ月ほど前から稽古を始め、2日前になると東串良町柏原の海岸に「シオガケ」に行き「宮ごもり」をして精進潔斎する。

 当日、射手は稚児化粧、直垂、行騰姿を整え、神社から「真弓」を受領し、弓と矢を捧げて射手として町内を一巡する。終って社殿の前で3回まわってから、馬場を走りぬけ3つの的に次々と矢を放つ。これを3回くり返すのである。多く命中した年は豊作というが、九発全部命中することは忌む。

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