2024年04月08日 10時51分

《地域づくり 》

地元食材で歓迎~鹿屋体大新入生歓迎会5年ぶりの開催

 令和6年度第24回鹿屋体育大学新入生歓迎会が5日、リナシティかのやイベント広場で行われ市民らも参加し新入生を歓迎した。主催は地域づくり交流事業実行委員会

 5年ぶりに開催された新入生歓迎会は、今春鹿屋で新生活をスタートさせた体育大生に鹿屋の食を通して、地域の方や仲間とふれあい、街に早く馴染んで新しいスタートを切って欲しいと地域づくり交流事業実行委員会が中心となり鹿屋市と地元企業・団体協力のもと開催しているもの。

 この日は午前中に入学式を終えたばかりの新入生が一同に集まり、会場に設けられた鹿屋産の食を堪能した。
 会場には、鹿児島黒牛の焼肉をはじめ、鹿屋の誇るブランド品かのやかんぱちの握り寿司や野菜とさつまいもを使ったがね、手羽先の唐揚げ、地元食材で作ったおでん、高菜のおにぎりなど鹿屋ならではの郷土料理を中心に体育大生の胃袋を満たす程の多くの料理が並び、学生らは乾杯の合図と同時に一斉に舌鼓を打っていた。

 新入生も初対面同士とあって食を囲み、それぞれの高校や出身地や部活動について話し楽しんでいた。
 長崎県出身の橋本千優さんと愛知県出身の脇田愛香さんは「お肉とおでんが美味しい。楽しいです」と終始笑顔で写真を撮ったりしていた。
 体育会系の学生らとあって、その食べっぷりもよく次々に食材が学生等の胃袋に収まり、あちこちから「美味しい」「やばい」等の声も響いていた。

 会場に設置されたステージでは鹿屋体育大学OB・OGの市役所職員が、鹿屋体大と鹿屋にまつわるクイズを出し後輩等を楽しませ、肝属法人会青年部は鹿児島弁クイズや腕相撲大会などを行い会場を盛り上げた。

 福岡県出身で陸上部の市岡夢渚さんは「小さい頃からスポーツが好きで大学でもスポーツを学びたいと思って国内唯一の国立の体育大学のある鹿屋に来ました。高校時代怪我をした経験もあるので、スポーツをしている人の心に寄り添いながら魅力や楽しさを伝えられる人になれるように頑張ります」。

 滋賀県から来た平松直大さんは「大学から成長するという野球部の方針と大学が街の方とも結びつきが強い所が気に入り鹿屋に来ました。4年間で鹿屋を楽しみたい。将来は台湾野球に行ければと」と抱負を語った。 

 鹿屋の食を囲み仲間を知り、街を知り、食の美味しさを知った全国から集まったアスリート達が、鹿屋の地から夢に向かってスタートを切る最高の盛り上がりとなった。

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