2025年09月27日 06時05分
《議会 》
議長の辞職願を否決 東串良町議会
東串良町議会(10人)令和7年第3回定例会は、令和7年9月24日最終本会議が開かれ、田之畑稔議長(77)が提出した議長辞職願を否決した。
議長の任期は4年で、任期を1年7カ月残しての22日付の辞職願い。
採決には辞職願を提出した田之畑氏と、議長席で議事を進行した児玉勇治副議長を除く8人による無記名投票で行われ、賛成と反対が同数だった。
同票の場合は副議長が採決するという地方自治法の規定により、否決された。

写真=議長辞職願の可否を無記名で投票する議員
議員12期目で、5期連続、通算9回目の議長職を務める田之畑氏。
議会終了後の取材に対し「以前から後進に道を譲りたいと考えていた」と語り、あと1年7か月ある任期前に、さらに話し合いを進め、後任議長を探る方策を考え、改めて辞職願を出していきたいという考えがあることも話した。
この日は、賛否同数となったが、同議会の中では、次期議長として2議員の間での競われる…とも言われている中での賛否同数。
田之畑氏は「複合施設整備事業の賛否や他の課題について、議会が2つに割れている中で、そうした流れを変えていくことで、執行部への働きかけをこれまでと違った形で進めていきたかった」とも語っていた。
議員の中には「唐突で理解できない」と語り、また「議長を新たな人に変えていくチャンスだったのに残念」など話していた。