2025年12月10日 14時58分

《大隅点描 》

縄文の景観 古江バイパス完通

 鹿屋市白水町から垂水市新城間の国道220号古江バイパス7.5㌔の残り区間の鹿屋市白水町から古里町の2.3㌔が完成し12月6日に開通した。

 古里町側からの1番車は順番待ちしていた「鹿児島1111」だった。

 残り区間は丘状の小高い山で、高隈山、肝属山地、桜島、開聞岳、そして錦江湾が眼下に一望され、すぐれた景観として大きな魅力がある。

 この丘状には縄文時代の遺跡も出土しており、当時の縄文人もこの景観を楽しんでいたと連想される。

 この景観の活用術として鹿屋体育大学を中心としたスポーツ(サイクリング、ウオーキングなど)の周廻コース利用やスポーツ学術研究の応用などが考えられ、また道の駅を開設し、鹿児島県の売りである日本一の農産物産地を鹿屋から発信するチャンスも広がる。

 大隅の自然、歴史研究
 坂元二三夫

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