2026年10月14日 15時17分

《食・物産 》

鹿屋市高隈でカピック研修生やツアー参加者が稲刈り体験

 鹿屋市高隈地区の稲刈り行事が、令和8年10月9日(金)、高隈こども園近くの田んぽで開催され、カピックでの研修生やツアー参加者が、地域住民とともに手鎌でもち米の稲刈りを行い、掛け干しも体験した。

 高隈地区コミュ二ティ協議会では、地区内の耕作放棄地の解消を目的に、笠野原台地の休耕畑や高隈川沿いの休耕田の耕作の可能性について調査を行い、28年度から、うるち米とモチ米を作付けしている。

 今年も、高隈小校区にある休耕田を活用し、6月13日に児童生徒達と田植えを行い、10月9日にも児童生徒らが鎌を使って稲を刈り取る予定だったが、早朝に大雨が降ったことから、ツアー参加者らが参加しての「稲刈り行事」となったもの。
 主催は、高隈地区コミュニティ協議会(脇村和郎会長)

 この日は、普通米1384平方mは機械で刈り取り、もち米148平方mを手鎌でチャレンジ。

 同協議会の有村慎一郎事業部会長が、手鎌の使い方や注意事項を説明。

 カピック(鹿児島県アジア・太平洋農村研修センター)に研修で来ているブラジル日系4世のマルシアあかりさん、ペルー日系4世のカルデナス春美さんの2人。

 ㈱ANA総合研究所企画の農村体験プログラムモニターツアー「おおすみ応援団!」の参加者3人も参加して、地域住民とともに稲刈りを行った。

 研修中のマルシアさんは、ブラジルでマチの紹介、おもてなしを行うコンシェルジュとして働いているが、今回のカピック研修に応募して日本文化を学んでいる。

 カルデナスさんは、ペルーでソーシャルメディアプロデューサーとして、SNSやラジオでの情報発信を行っているが、カピックでの研修に参加し、ともにこの日の稲刈り体験となったもの。

 ブラジルもペルーも鹿児島から移住している人も多く、二人とも日本語学校で勉強、今回の研修で6か月間、日本語や日本文化を学んでいる。

 また、霧島市からツアーに参加した大貫玉代さんは、稲刈りは初めての体験、「楽しいけど、これを毎年やられてきた農家の方々の大変さも分かりました」など感想を述べていた。
 ツアー参加者は、お昼には水明荘で、高隈の食材を使ったお弁当を食べ、午後にはレンタサイクルで高隈地区の自然や景色を楽しみ、歴史も学んだ。

 収穫された米は各種イベントなどでの販売やコミュニティ協議会の行事等に活用予定で、もち米は、来年2月21日に中津神社で行われる「鉤引き祭り」に奉納(紅白もちに使用)される。

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