《食・物産 》
坂井健吉顕彰碑前でコガネセンガン生誕60周年記念祭
コガネセンガン生誕60周年記念祭が、2026年10月10日、鹿屋市浜田町の芋モンブラン農園工房前の坂井健吉顕彰碑前で開催され、関係者らの意見交換も行われた。
芋焼酎の原料や和洋菓子に長年使われているコガネセンガンは、この南九州の気候に適したサツマイモの品種で、国立農業試験場の研究機関で試行錯誤し開発され、品種登録になってから今年で60年を迎えることから、記念式典と意見交換会が行われたもの。
写真=坂井健吉顕彰碑前であいさつする郷原茂樹氏
このコガネセンガンは、当時の農林省の九州農業試験場で、坂井健吉氏をリーダーとして開発されたもの。
その功績を讃え、NPO法人カラー芋ワールドセンター(郷原茂樹理事長)が、2021年に浜田町に顕彰碑を建立し感謝祭等を開催してきた。
坂井氏は、その2年後の2023年にお亡くなりになったが、鹿屋市では記念講演をするなど度々訪れていた。
写真=大海酒造㈱の河野直正社長がコガネセンガン宣言
写真=郷原拓男市長が来賓あいさつ
主催したNPO法カラー芋ワールドセンターの郷原理事長は作家でもあり、この日は碑の前で「黄金なる 芋をつくりし坂井氏を 我がふるさとは 永久(とわ)に忘れず」と詩を読みあいさつ。
郷原拓男鹿屋市長ら来賓が、コガネセンガンの地域における役割等と含めあいさつ。
大海酒造㈱の河野直正社長が、「坂井健吉氏をリーダーとする国立農業試験場の研究機関によって、唐芋のコカネセンカンが60年前に誕生して以来、今日まで、唐芋の全国的な主産地の南九州において、最も適した品種として、農業および加工、販売、消費なとの地域産業経済をささえる強力なエネルギーとなってきました。
私たちはコカネセンガンからはかり知れない恩恵を受けたことを忘れる事なく、これを今後も永遠に守り育て、新しい活用法を開発しつつ、さらなる豊かな郷土を築いていくことを宣言します」と「コガネセンガン宣言」を読み上げた。
写真=コガネセンガンについての思いを伝える芋モンブラン農園工房の郷原拓東パティシエ
一昨年開設した「カラー芋パビリオン」に場所を移し、芋モンブラン農園工房の郷原拓東パティシエが、コガネセンガンの本来の美味しさ追求、パティシエ自ら土のレシピづくりから携わり産地だけの極上の味わいにこだわって造り上げたヴィンテージモンブラン「ほろ雪」を紹介しながら、「鹿児島でしか出せない味で、作り手としては(コガネセンガンを使い)まだまだ残せるものはある。焼酎メーカーの方々ともいっしょになってさらにコガネセンガンを盛り上げていきたい」などあいさつ。
会場では、NPO理事の原田靖さんが育てたコガネセンガンを使ったフライドポテトなどを食べながら、小鹿酒造㈱の児玉拓隆社長ら参加者一人ひとりが、コガネセンガンに対する思いやアイデアなどを語り意見交換した。
写真=小鹿酒造㈱の児玉拓隆社長ら参加者による意見交換
郷原茂樹理事長は「唐芋は鹿児島経済の柱であり、エネルギーになってきた。鹿児島が受けた恩を返し、もっと美味しいものを作って、郷土の宝を守っていきたい。
東京辺りでも、白い芋にびっくりされ、コガネセンガンは、鹿児島の土壌と気候ででないとできない、ここでしか出せない味がある。もっと広く知ってもらい、役立てていきたい。
東京大学と提携し、食糧危機では唐芋が絶対大きな役割を果たすことを証明、この唐芋を守り続けていくため11月には韓国で大会を開く。
坂井健吉氏の思いを受け継ぎコガネセンガンを守り、見直していくこと、全国一の生産地である鹿児島がリードしていくことが大事だと思っている。」など熱く語っていた。
鹿屋市では17日と18日にサツマイモのイベント、おいもフェス「大甘藷祭」が開かれる。












































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