2025年09月16日 15時23分

《芸術・芸能 》

大隅半島がルーツの和蝋燭灯し寄席 お囃子も

 〜大隅と江戸をつなぐ〜和蝋燭で楽しむ寄席の世界が、令和7年9月11日、12日、13日の3日間、錦江町、大崎町、東串良町で開催され、大隅半島とゆかりが深い「和蝋燭」を用いて、江戸時代の寄席が再現された。

 出演は、桂伸衛門師匠、お囃子が成田みち子

写真=桂伸衛門師匠の落語

 桂伸衛門師匠プロフィールは、
 2014年 第13回さがみはら若手落語家選手権本選会出場
 2014年 高円寺エトアール寄席 二ツ目芸人グランプリ優勝
 2018年 第17回さがみはら若手落語家選手権優勝
 落語芸術協会所属2020年真打昇進

 ユニット「成金」メンバー
 『成金』とは、柳亭小痴楽、神田伯山、昔昔亭A太郎、瀧川鯉八、桂伸衛門、三遊亭小笑、春風亭昇々、笑福亭羽光、桂宮治、春風亭柳若、春風亭昇也 らなる落語芸術協会のユニット。

 個々の活動だけでなく、ユニットとして積極的にPR活動を行うことで、落語業界全体の活性化を目指している。

写真=蝋燭が関係する真打ちという言葉の説明

写真=ハゼノキや和蝋燭の説明する内田氏

 12日の大崎会場では、桂伸衛門師匠が「和蠟燭で楽しむ寄席の世界」として、落語についてを分かりやすいように説明、ハゼノキから作る和蝋燭のルーツが大隅半島に関わていること、蝋燭にまつわる真打という言葉についてなど

 和ろうそくの原料であるハゼノキを求め大阪から移住してきて、ハゼノキを栽培している内田樹志さんが、ハゼノキや木蝋について説明。
 師匠と掛け合いをしながら、内田さんが大隅半島へ移住してきたいきさつや、大隅半島での木蝋の取り組みなどの話を聞いた。

写真=お囃子の成田みち子さん

 続いて、お囃子の成田みち子さんが登場。寄席でのお囃子について、演芸場の寄席以外でお囃子が聴けることは少ないなどの話があり、師匠の太鼓と寄席囃子を披露、即興で茶碗蒸しのうたや観客からのリクエストにも応えていた。

 観客の中から登壇し寄席太鼓の体験もあり、師匠の鉦とともに囃した。

 桂伸衛門師匠の寄席があり、第2部ではより会場を暗くして、洋ろうそくに比べ大きな炎がゆらゆらと揺らぐ和蝋燭を、より感じながら、この会場でしか体験できない落語を堪能していた。

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