2024年02月16日 12時23分
《防衛 》
海自八戸航空基地の無人偵察機、鹿屋基地を拠点に試験運用
木原稔防衛相は、令和6年2月16日の閣議後記者会見で、昨年5月から青森県の八戸航空基地で実施している大型無人航空機シーガーディアンの試験運用について、今年4月以降は、海上自衛隊鹿屋航空基地でも計画していることを明らかにした。
同海域では中国艦艇の動きが活発化しており、態勢強化に向けた準備とみられている。
海上自衛隊では、八戸航空基地を拠点に無人偵察機「シーガーディアン」1機を試験運用、周辺海域で飛行させているが、4~6月には八戸基地と海自鹿屋航空基地の間を3回程度往復させ、7~9月には鹿屋基地から東シナ海へ3回程度飛行させて情報収集が可能か確かめる。
鹿屋基地では約1年間、米軍が無人偵察機「MQ9」を一時配備していたが、この実績を踏まえて拠点に加えたとしている。
無操縦者航空機の試験的運用に係る情報 鹿屋航空基地の活用