2026年06月14日 20時58分

《雑草(コラム) 》

地方議員は必要か…地方議会の在り方で考えること

 続いて地方議会のこと。

 以前も書いたことがあったが、ひところは、地方議会でも鹿屋市を中心に、議会の一般質問の間は、ずっと記者が議会に張り付いて、質問と当局の答弁をまとめて、全議員掲載してい時があった。質問議員の顔写真入りで…。

 その時は記者もある程度人数がいたので出来たことだったが、今はそこまで対応できていない。取材記者のカバーするキャパを超えているのもあるし、ここ最近は、全てではないが、この内容で当局の幹部を3日間も拘束するのは、どうだろう。
 事前に当局とすり合わせはしているのだろうが、当局に行って聞けば済むことをわざわざ議場に持ち出し、その確認のやりとりで終わってしまうという内容もあって、取材で張り付く意味を感じていないときもあった。

 もちろん鋭い質問をしている議員もいらっしゃるので、批判ばかりではいけないが、それが現実でもあり、選挙時に特定の候補者の出身地域に行って話を聞いても、「議会報とか見ても、地域のことになるような内容じゃない」「質問もしてないし」などの声を聞いたりした。

写真=「地方議員は必要か~3万2千人の大アンケート」から

 個々の議員の問題でもあるが、議会全体の評価につながることでもあると思う。そういったときに、例えば議会運営委員会の中で問題にならないのか、例えば長老議員が指摘するなどないのか…という思いもある。

 個々の議員の自由裁量といえばそうなのかもしれないが、そうしたことで議会を評価する市民もいると思うし、別に個々では一定の内容で評価されても、全体的にはマイナスに繋がってくる。

 それが前回伝えたいい意味で行政と対峙する「議会全体の意思」ということにも繋がる。

 地方議会に関しては、2019年4月に行われた統一地方選挙、平均投票率は過去最低という中で、NHKが全国3万2千人余りの全地方議員を対象に、初の大規模アンケートを実施。議員たちへの設問は全126項目という。

 地方議会のいまを徹底検証し「身近な民主主義」を考える…という「NHKスペシャル 崖っぷち!?わが町の議会。」という番組があり、その当時、大きな反響となった。

 番組を見て、びっくりするような内容もあった。
 また、2020年6月には、NHKスペシャル取材班による「地方議員は必要か~3万2千人の大アンケート」という本も発行されているので、その内容を確認することもできる。

 126項目という質問だが、その中でも「なぜこの人が、という同僚議員がいる」では、そう思う70%、そう思わない28%、無回答2%という結果。
 多くの議員が同僚議員の資質に問題を感じているという。

 これは議員の問題ではあるが、市民、町民の問題でもあるのだろう。

 前回書いたように、若手議員や女性議員など少しずつ増えていることもあって変わっては来ているとは思う。そんな流れが今後も繋がっていくことを願いながら、続きを書いていきたい。(米永20260614)

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