《選挙 》
地方から新しい日本を作っていく~森山ひろし総決起大会
衆議院議員選挙鹿児島4区
27日投開票の第50回衆議院議員選挙は終盤を迎え、鹿児島4区でも24日、森山ひろし総決起大会が鹿屋商工会議所会館大ホールで開かれ、会場に入りきれず屋外でモニターが設置されるなど支持者らが集まり、森山候補の訴えを熱心に聴いていた。
会場では、森山候補のこれまでの軌跡のビデオが流され、主催者を代表して森山ひろし鹿屋肝属地区後援会の山下栄会長があいさつし、塩田康一鹿児島県知事のメッセージが朗読された。
森山候補推薦の公明党を代表して、濱地雅一前衆議院議員から激励の言葉があった。
森山候補が全国各地で今回の衆院選応援で活動している様子が映像で流されたあと、会場後方から入場。大きな拍手で迎えられ、次の要旨で国内外の政治状況を伝え、公約等を訴えた。
石破政権の発足と同時に自由民主党幹事長を拝命。一辺はやってみたい役職だと思っていたが、なってみるとこんなに忙しい仕事はないなと思っています。
出陣の日は石川県の能登半島3区の出陣式に出席、1月1日に地震、その後大水害が起きて、復興復旧を急がねばならない極めて大事な地域、以来15県を回り、やっと一日だけ、故郷に帰ってくることができた。明日からまた7つの県を回り、本当に忙しい選挙期間。しっかり自民党幹事長としての役目を果たさなければならないことを理解していただきたい。
今回の選挙は、一部の政策集団で政治資金の政治資金不記載の問題でご心配をお掛けしました。刑事事件として告発を受けたが、検察が100人体制で調べ、自民党現職議員はすべて不起訴となり、刑事事件としては責任を問われることはなかった。
その政治資金は、すべて政治活動に使ったと認定され、脱税だとかいうことでなく、だからと言って不記載はまずいことで、党としても調査し、私がリーダーとなってすべて聴収、本当に気の毒だなあと言う人も何人もおられ、本人はご存じなかったのだろうという案件もあった。
しかし不記載という事実がある以上処分、大臣、副大臣の職を辞し、衆参役職者も離任、党要職も辞職。
ただ、今回の選挙で公認をどうするか、非常に難しい判断、国民の信頼を取り戻すためには一定の判断、公認候補にしない、比例重複立候補を認めないという決断をした。かつて同僚であり仲間である人たちを処分するのは耐え難いことだが、ここは乗り越えないと国民の信頼は得られないと決断した。
また、共産党赤旗の報道で事実が正確に伝わってないことで批判を受けている。公認をしなかった人たちに公認料を払ったという報道、そんなことは一切ありません。政党交付金に対してそれぞれの支部が政党活動を一生懸命やって党のPRをしていくことはやらなければならないこと。
そこに交付金を交付するのは当たり前のこと、公認でない支部長のためにお金が使われることは一切なく、そうできない自民党の仕組みがあることを、ご承知おきいただきたい。
一部の現象だけを捉え、政権交代だと煽ることだけが政治であってはいけない。衆院選は政権を選ぶ選挙、自公連立がいいのか、そこを問うために政策をしっかり示している。野党はそれぞれおっしゃることが違い、一つの野党で政権を取ることは不可能な話、どことどこの政党が一緒になってその政策を示していただかないと主権者である皆さんは政権の選択ができない。
消費税をゼロ、5%に下げるという政党もあり、消費税は税と社会保障の一体的改革として民主党総理の野田さんと自公の3党で決めたこと。ゼロや5%というなら社会保障の財源はどこに求めるのか、そこが今回の選挙で一番大事なことだと思う。
また野党は、国の安全保障に対する考え方、エネルギー政策、税制がまちまち、どことどこが連立してこういう政治をするということを示さないと政権交代こそが政治改革後時という話は国民には通じない。
国民の知的レベルをなめていると問いたくなる話、それが問われている選挙…など訴えた。
国と食の安保、エネルギー課題も
そして、世界の動きを注視、ロシアとウクライナ戦争で北朝鮮1万5千人がロシア軍として参戦していくという話、両国は核を持つ国であり隣国であること。
中東での戦争の拡大でエネルギーの課題など、厳しい国際情勢があること。
ロシアとウクライナで世界の小麦の3割を作り、大豆も含め食料安全保障、日本の食の自給率の課題。食糧農業農村基本法の改正をし、この地域は、国営農業利水ダムの第1号ができたところで、食の安全保障に責任を持たなければならないということ。
米国にも和牛、ブリやカンパチも輸出、東南アジアにさつまいもを輸出するなど世界でもっとも安心できる農畜水産物は日本だということ。
8・6水害など経験、激甚化する自然災害への対応。
為替や株価、税収の問題、雇用や国内総生産の課題、デフレからの脱却、賃金上昇など。
その対応をしっかりやってきて、今からもその政治をしっかりやっていけるのは自民党であり、冠たる国家を目指していく。それができる政党はどこなのか、それを選択するのが今度の選挙。
大隅、霧島、熊毛の元気が日本の未来を拓くということを訴え続けてきて、この地域もだいぶ変わってきた。
農産物の輸出や、今後は宇宙産業がさらに伸びると言われ、内之浦と種子島がある地域、志布志の港も大きく変わろうとしている、木材輸出は13年連続1位。霧島を中心とした観光。海自鹿屋基地が我が国の安全保障の要など、それぞれの地域で大事なポジションを守っている。
石破内閣は何をする内閣か、日本創生ということ。国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、みんなが笑顔で暮らせる安全で安心な国にする。
ルールを守る政治の確立。信なくば立たず、国を守る体制の確立、国の安全保障。
そして国土強靭化。災害で人命を失い国家であってはならない。
地方を含めた経済成長、地方から新しい日本を作っていくということ。
今回の選挙は日本の将来、地方の将来がかかった選挙。
ふるさとは温かい、帰ってくるだけで元気をいただく。最後までしっかり戦い抜くことをお約束します…など訴えた。
特定非営利法人おおすみ100年の森の大竹野千里代表のガンバロー三唱の音頭で最後の積み上げに気勢を上げた。