《食・物産 》
北海道から焼酎蔵見学~鹿屋市の大海酒造
芋焼酎の仕込みが真っ盛りの令和6年10月18日夜、北海道白老町から女性2人が鹿屋市白崎町の大海酒造蔵見学に訪れた。
昼間には見られない仕込まれたばかりの芋が発酵し、タンクの中でボコボコ音を立て泡が湧き、まるで生きているように仕込んだ芋が動いている様子を、驚いて見入っていた。
写真=ボコボコと生きているように音を立て流れるように動く仕込みの芋
この日訪れたのは、北海道白老町の熱中小学校白老分校、栗栖マキ事務局長と、事務局の長井知美さん。
翌日は宮崎こばやし熱中小学校に参加するために九州入りし、大海酒販㈱の山下正博社長も熱中小学校講師という縁で、蔵見学が実現したもの。
北海道からの2人と鹿屋市の2人の女性も参加して見学会となり、まずは芋の選別の工程の説明、泊まり込みで仕込みを見張っている蔵子の部屋、一次仕込みのタンク、そして今日仕込まれたばかりのタンクを見学。
ブクブク音を立て泡が動き、一つのタンクがおさまると次のタンクへが生きているように動き出すという様子を見ながら感激して写メを撮るなどしていた。
発酵の様子を手をかざして温度を感じ、そしてその手を寄せて香りを感じ、蔵子さんから「このボコボコする音は、発酵してガスが溜まり、それが上昇してくるために鳴ります」など説明を受け、「温度は何度くらいですか」などの質問を受けていた。
また、1999年から原酒ボトルにして販売、その毎年の分が保管してあり、夜の蔵見学をした人が試飲できる部屋では、それぞれの年度の焼酎を試飲。
写真=瓶に仕込んだばかりの新焼酎を紹介
蔵見学が終わったあとは近くの飲食店に移動、まだラベルの付いていない瓶に仕込んだばかりの焼酎が準備され、地元の美味しい料理とともに新焼酎に舌鼓を打っていた。