2024年05月31日 16時28分

《スポーツ 》

鹿屋農ベスト4進出 樟南を延長で下し準決勝は鹿実と

第66回NHK旗争奪鹿児島県選抜高校野球大会

 第66回NHK旗争奪鹿児島県選抜高校野球大会は30日、平和リース球場で準々決勝が行われ、ベスト4をかけ熱戦が繰り広げられた結果、鹿屋農業高は樟南高に2対1で勝ち、準決勝へ駒を進めた。

 夏の甲子園予選の前哨戦、甲子園出場校を占う上で重要な大会として位置付けられている今大会。大隅で唯一出場した、鹿屋農業は初戦で鹿児島高校を1対0と粘りの野球で勝利し、ベスト4をかけ強豪樟南高校と対戦した。

 試合は初回に動く。先攻の鹿屋農業は2番前田がライトスタンドへ先制の本塁打を放つ。その後は樟南先発柊崎と鹿屋農業先発竹下の投げ合いになる。

 試合が再び動いたのは、1対0で鹿屋農業がリードして迎えた9回裏。
樟南高校は代打で出た村上が右中間への安打で出塁すると、盗塁を決め一死二塁と得点圏にランナーをおき、鹿屋農業竹下を攻める。鹿屋農業は守備の乱れもあり一死1、3塁とサヨナラの走者も出され、樟南高校6番迫山のセンターへの犠飛で失点。土壇場で同点とされる。鹿屋農業竹下は続く代打福富をセンターフライに抑え延長戦へ突入する。

延長タイブレーク無死1、2塁からのスタートとなった11回表、鹿屋農業は出水康がセンターへの犠飛でランナー福元が生還。2対1と再び樟南を突き放す。
その裏、樟南も二死満塁まで詰めよるも最終打者を三振で抑え2対1で鹿屋農業が逃げ切った。

「チームワークと粘り強さがチームのポイント」と田中主将が話すように最後の粘りで勝利を手にした鹿屋農業。今大会の目標「優勝」を勝つ取る為、まずは決勝の舞台をかけ春の九州高校野球大会県予選決勝で対戦した鹿児島実と再び対戦する。鹿屋農業としてはリベンジを果たせるか、戦いに注目が集まる。

尚、NHK旗争奪鹿児島県選抜高校野球大会は今大会が最後となり、2025年以降は名称を変更して行われる。

6/1 VS鹿児島実業、決勝は2日

試合日程は次の通り
6月1日準決勝
神村学園対れいめい(11時5分開始予定)・鹿屋農業対鹿児島実(13時35分開始予定)
決勝は6月2日13時5分より鹿児島市平和リース球場で行われる。

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