2024年10月15日 16時52分

《選挙 》

戦争を呼び込むような自衛隊基地には反対~山内氏

 第50回衆議院議員総選挙は、令和6年10月15日公示され、鹿児島4区には、届け出順に、自民党前職で党幹事長の森山裕氏(79)、社民党新人の山内光典氏(73)が立候補の届け出を済ませ、一騎打ちの戦いがスタート、27日投開票に向け両陣営が第一声を行った。

 山内氏は15日、午後1時20分に志布志市安楽のスーパーセンターニシムタ志布志店前、午後2時20分に鹿屋市本町のイベント広場前で第一声を行った。

 鹿屋市では、社民党全国連合の元衆議院議員、選挙対策委員長の服部良一幹事長が「馬毛島を軍事基地化しないということをずっと頑張って来られた山内さん、こういう人をなんとしても国会議員に送りたい。政治を抜本的に変える選挙です。自民党政治を終わらせ私たち一人ひとりのために税金を使う政治を」などあいさつ。

 鹿児島県議会の前野義春議員が「お互い市役所で働いていた頃から政治と金の問題を訴え続けてこられた山内さんですが、むしろ金額が大きくなっている。こういう政治がずっと続いており、庶民の暮らしは良くならない、これを変えていただきたい」など激励の言葉を述べた。

写真=社民党全国連合の元衆議院議員、選挙対策委員長の服部良一幹事長が激励

写真=鹿児島県議会の前野義春議員が激励

 山内候補が次の第一声を行った。
 
 種子島の西之表出身で、西之表市では馬毛島に自衛隊基地が造られています。皆さんが収めた税金8900億円という多額の税金を投入して基地を作っています。

 国民を守るためではなく、アメリカの空母艦載機、ジェット戦闘機の陸上離着陸訓練、タッチアンドゴーを恒久的に使わせる、そのための訓練。

 アメリカは1円も払いません。日本の皆さんが納めた税金ですべて造られます。アメリカの空母は戦争に行って敵国を攻撃するための訓練です。
 戦争を呼び込むような自衛隊基地は反対であり、どこにもいらない。

 ここ大隅も熊毛も、主産業は農業、漁業、林業です。第一次産業が資材費の高騰、生産額の抑制によって大変厳しい経営を強いられている。
 自分の代で農業は終わる、漁業も終わる、これを言っている。日本国民の食料は誰が作るのでしょうか。
 農家や漁家、林業で働く人が、一番大事な食を守っている。農家や漁家、林業で働く人を国が守らないで誰が守っていくのでしょうか。

 国民の食を守り、その作っている農家や漁家、林業を守っていく約束をしていきます。そのためには自民党が無くした農家の個別所得補償制度を再度新しい制度に作り変えていく。

 地方自治が国によって抑圧されようとしている。法律ができ、地方は国の言いなりにならなければ、国から交付金がカットされたりするそのようなことができる法律ができました。

 こんな理不尽なことがあってはなりません。地方のことは地方で自分たちが決めていく。地方自治の本旨というのがちゃんと憲法に書かれています。

 市役所に働いていたこともあり、一番分かっています。そのことを国会議員になったら第一にやっていきたい。

 有権者の皆さん、持っている選挙権をぜひ実行していただきたい。今、ほとんどの選挙が5割を切るようになっており、このような状態では日本の政治は変わりません。

 皆さんが持っている選挙権を生かして、自分の意思で投票をする、そのことを皆さんにお願いしたい。山内みつのりと一緒にこのおかしい政治を変えていきましょう。先頭に立って頑張ってまいります。

 支持者の声援を受けながら街宣車に乗り、車上から公約を訴えていた。

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