2024年10月14日 16時16分

《地域づくり 》

南さつま市と鹿屋市が大浦つながりで研修交流

南さつま市の大浦民生委員児童委員協議会が鹿屋市研修視察

 南さつま市の大浦民生委員児童委員協議会による研修視察が、鹿屋市下高隈町の石蔵館で開催され、鹿屋市大浦町の「大浦おたすけ隊」、高隈地区の高隈あったかくマンの活動が紹介され、質疑応答があり交流を持った。

 この日は、鹿屋市地域包括支援センターの森ゆかり次長、鹿屋市民生委員児童委員協議会の渡邉正人会長があいさつ。

 南さつま市市民課市民福祉係の山崎伸一係長が、同市や大浦民生委員児童委員協議会の紹介があり、鹿屋市の有償ボランティア「大浦お助け隊」について、尾迫盛行町内会長から次の説明があった。

写真=大浦町内会の尾迫会長が「大浦お助け隊」を説明

 同町内会での高齢化が進み、自分たちも高齢になってきたことで地域との繋がりの重要性を再認識。
 ただ無償での助け合い活動だと、気が引けて、頼みづらい、どこまで手伝えば良いか迷うなど限界があり、お互いの不安の解消、継続して活動を続けるため、少額の料金を支払う有償の助け合いサービス実施のため、令和2年7月、大浦町全体にアンケートを行い、できる人が、できる時に、できる事を…と、令和3年7月1日に発足。

 登録料300円、30分300円、1時間600円で有償ボランティア、活動員76名、利用登録者34名。

 支援メニューは、ゴミ出し全般(1週間)、簡単な裁縫、電球交換・電化製品取り扱い、屋内の家具の移動(1人当たり)、備単な庭仕事、簡単な剪定(脚立不使用)、書類の代読・代筆など。

 令和5年度は、草メUり15件、除草9件、ゴミ出し7件、土手の草刈り4件、剪定7件、耕うん1件、その他15件の実績があった。

写真=高隈地区コミュニティ協議会の駒路氏があったかくマンを説明

 高隈あったかくマンについては、高隈地区コミュニティ協議会の駒路秀樹事務局長が説明。

 高隈に住んでいる方々のちょっとした困りごとを有志たち(あったかくマン)がお手伝いします…とコミュニティ協議会が困りごとが発生した場合、現状認識、派遣者等を選定、チケットを販売して実施。

 内容は、簡単な掃除、洗濯、裁縫、話し相手、子守り、書類の代読、代筆、買い物支援1(移動販売車へ送迎など)、室内の家具移動、電球交換、大工仕事、簡単な剪定、庭仕事など。
 これまで約3年間で45回の利用があった。

 南さつま市視察団からは、「有償ボランティアの費用は?」「町内会や協議会にもお金が入るのですか」「ボランディアでけがしたときはどう対応をしていますか」「会員をどうして集めていますか」「どこまで有償にしていいのか」などの質問があった。

 また、視察団一行は、大浦町の案山子を見学した。

写真=視察団からの質問

写真=大浦町の松橋高齢者クラブが作成した案山子を見学し交流

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