2026年06月12日 17時00分

《雑草(コラム) 》

議会と行政は両輪?…地方議会の在り方で考えること

 地方議会が各自治体で開会、あるいは一般質問が行われている。
 今年になってから首長選、議会議員選などがあった自治体もあって、議長も変わったり肉付け予算や新人議員の一般質問などもあったりで、いつもとは少し違う6月議会だ。

 地方議会を長く見てきて思うのは、一つには、議会と行政とが両輪でという言葉を、以前は耳にしてきた。
 そこには法に則り、また国の施策に合わせ、それらに基づいた事業を粛々と進めていくのが行政であり、反面、例えばその法が時代の移り変わりにより、また国の施策が地方の実情、特に過疎地域の現状に合わなかったりした場合は、市民の代表たる議会が、そこを指摘するなりして、行政と議会とが切磋琢磨して、その自治体をより良き方向へ導いていく。

 行政の施策に対して、議会全体としての意思のようなものがあり、それが行政とのバランスをとっていく、そうした意味での両輪ということを、まだ昭和50年代前後には実感することもあった。

 例えば議長が議会の意思ともいえることをリードし形成していったり、長老という議員の存在が、議会のまとまりのような働きを導いたりで、行政とは全体として対峙していたというイメージ。

新たな息吹を感じる議会に…

 しかし、今の議会はそうしたところが希薄になってきていて、個々で尖った議員がいてそれぞれの主張はあるものの、それがバラバラな感もあり、両輪としての対峙になっていない。
 すべてがそうであるとは言わないが、そのようなスタイルだと、どうしても行政がリードする形の地方自治となってしまう…そんな思いもしている。

 偏った見方なのかもしれない。
 ただ例えば経済成長が著しい時代、ほぼほぼ安定した時代、そして時代が大きく変化していく時代、それぞれの役割や在り方にも変化があっていいかと思うが、地方議会のスタイルは、ここ半世紀ほどはほぼ変わらず、それが一番身近なはずの議会選挙投票率低下の一因にもなっているのではないか…という思い。

 今回、鹿屋市議会(定数26)は新人7、肝付町議会(定数12)は新人4、という新たな議員も誕生し新旧の入れ替えもあった。
 女性議員も増え、議会が始まり流れを見ている中で、何か一つの潮目になるようなときかな…という気もしている。

 今、地方議会の真っただ中だが、肝付町新人議員の一般質問もライブ配信でだが聴いた。その感想とかも書いていきたい。(米永20260612)

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