2024年05月27日 17時23分

《建設・インフラ 》

本格的な出水期前に肝属川重要水防箇所合同巡視

 大隅河川国道事務所による肝属川重要水防箇所合同巡視が、令和6年5月21日、鹿屋管内と高山管内で行われた。

 本格的な出水期を迎えるにあたり、水防活動が迅速かつ的確に行えるよう、河川管理者と水防管理者等による重要水防箇所等の巡視を実施します。

 鹿屋出張所管内では、それぞれ重要水防箇所として下谷川の鉄道橋周辺、肝属川の王子橋周辺、姶良川の姶良橋周辺などを巡視。

 肝属川水系の堤防は、水の浸透に弱いシラス土が含まれており(シラス堤防)、一般的な堤防に比べてすべりや浸食を受けやすい性質があります。過去の大きな出水の際には、堤防の一部崩壊や漏水が発生しているため、安全性が低い堤防の強化対策を順次実施。

 樋門・水門の老朽化対策としては、肝属川水系には124箇所の水門、樋管が存在し、その多くが昭和50年以前に築造。長寿命化計画に基づき、老朽化した施設の維持修繕を計画的に実施。操作員の高齢化やゲリラ豪雨による樋管の操作遅れを回避するため、扉体の無動力化を推進などを説明、巡視した。

協力団体は次の通り。
気象庁鹿児島地方気象台
海上自衛隊
鹿児島県大隅地域振興局建設部
鹿児島県警鹿屋警察署
鹿児島県警肝付警察署
鹿屋市
鹿屋市吾平総合支所
鹿屋市串良総合支所
東串良町
肝付町
大隅肝属地区消防組合
笠野原土地改良区
九州電力送配電㈱鹿屋配電事業所

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