2026年03月17日 05時16分

《雑草(コラム) 》

何か心が痛くなる肝付町議会の論戦

 各自治体で議会が開かれ、あるいはすでに終わったところもあるが、令和8年度の自治体の予算が決まる議会なので、市民、町民ももっと関心を持ってもらいたいが、各議会の傍聴人、ライブ中継も含めて、1-2人あるいは一桁だったりする。

 以前は記者も何人かいて、議事日程が重なっても、振り分けて行けていたが、今は、ライブ中継での傍聴が多くなっているし、初日から最終本会議まで4市5町を全て対応するのは難しくなっている。

 そうした中でも、日頃の取材と、議会の一般質問などで繋がる案件には注意していて、肝付町のコスモピア内之浦が5年前に閉館となり、今年度で解体された件については、18日からの町議会一般質問の通告内容には、その内容が提出されている。
 そして先週13日には、コスモピア跡地に早期建設を求める会(柳川早百合代表)が、住民による緊急の協議集会を開催した。

写真=以前よりとてもきれいになった港横の公園~ボランティアで…

 これまでの議会を傍聴したり、議事録を読み直してみて、また、今回の質問通告を見てみて、ちょっと首を傾げる点がある。

 特に、議会でのコスモピアに関しての論調の中で、財政面に的を絞って、建設に対して反対を主張、今回もそうした通告がなされているようだ。

 加えて、びっくりするのが、町立病院運営にまで財政の問題を大きく持ち出して、その存続を問題視し、コスモピアとともに議会で繰り替えし主張していることである。

 そうした議論に行政までが引っ張られてしまうということはないと思うが、傍から見ていて、議会は何か、その論戦に少しずつ影響を受けつつあるのだろうかと思ったりもし、何か心が痛くなる。

 質問通告の中には、「2050年問題を見据えたとき」という文言が見受けられる。

まるで福祉も医療もいらない…?

 それは、人口減や過疎化の問題だと推測するが、これは全国で言えることで、旧内之浦地区だけでなく、旧高山地区にも同じことが言えることであって、自分の住んでいる高山地区は問題にすること無しに、過疎化がより進む内之浦地区の福祉、あるいは交流施設は、財政の問題でカットしていく。
 さらに今度は医療までも財政を問題視し、それを声高に主張していく。

 高山地区はほぼ手を付けずにそのままで、肝付町の財政のために内之浦地区に住む人たちは、まるで福祉も医療もいらない…と主張しているようにも映り、とても乱暴な論調に思えてならない。

 先週13日夜は、その住民による緊急の協議集会を取材し、14日は基地内と叶岳のロケットフォトウエディング、そして15日は早朝から宇宙教育拠点化構想の具現化へ~として宇宙教育大学等「内之浦共同打上げ実験」で岸良に出向き3日連続で内之浦を取材。

 ここ最近でも、Rock Summit in Kishira 2026で岩場まで降り、海の幸地産地消ツアーではツアー船に乗り、高屋神社境内清掃、高屋山上陵参拝、さかど結の家のパンの日などで出向いている。

こんなに自然が豊かで美しいとは思わなかった…

 15日には、九州大学と福岡大学の学生、そして関係者が大勢押しかけ、「こんなに自然が豊かで美しいとは思わなかった」と学生。
 14日は、フォトウエディングの途中にせっかくだからと鮮魚店に寄ったら、学生の歓迎会が公民館であり仕出しされてて魚はあまり残ってないという、さぞにぎやかな歓迎会だったと思うし、私もカマスの塩焼きが肉厚で最高だった。
 また旧庁舎の観光案内所に行ったら、クライミングマットを借りてる二人組がいたので聞いたら「埼玉」からだという。Rock Summitイベントもほぼ県外、海外からの参加で、とても賑やかだった。

 そして高屋神社境内清掃は、昨年9月から毎月実施されているが、今度の29日は高屋神社朝市も開催されるという。
 ドヤドヤサーが行われる港横の公園は広く、いつもは草ボーボーだったが、景観が悪いからとボランティアで草刈りをされてて、最近とてもきれい、この前もそこで弁当を食べた。昨年塗り直されきれいになった堤防の龍の絵を眺めながら…。

 叶岳の1000段階段も来られた方が少しでも気持ちがいいようにと清掃作業がボランティアで行われている。

 13日の集会では、様々な意見が出たし、こうしたボランティアやイベントなどの開催で交流人口を増やそうと努力をしている、その延長線上には、コスモピアの復活のため…そうしたみなさんの思いと努力をひしひしと感じた。

 だからこそ、財政のためにコスモピアだけでなく町立病院も…という主張には、心を痛めるどころか怒りまで感じる。
 私がそうなのだから、内之浦に住む人たちはどうなのだろう。

私の中で少しずつ嫌いなっていく町になりそう…

 仕事だからこうして足を運んでいると言われればそうなのかもしれないが、その声高に主張される議員は、私事は別にして、議員としてトンネルを超えて来られたことがあるのだろうか。少なくとも私よりは来てない、どころか、コスモピア解体決定時前後では、ほぼ議員は見に来ていない…と聞くし、町立病院を問題視されるが、病院にも足を運ばないままで、数字だけを追いかけ、机上でモノ申してないか、それこそ空論?

 少し気持ちが入り過ぎたが、地域の人たちの頑張りを見ているからこそ、そんな思いになる。
 このままの状態で議会での論戦が進んでいくと、私の中で少しずつ嫌いになっていく町になりそうだ…。
 ただ、交流人口を増やそうと一生懸命頑張っている地域の人たちと接している間は、なんとか持ちこたえたい…。
 町議会、町の動きを、しばらくはじっと見守りたいが、流れによってはこれをテーマに連載も…。(米永20260317)

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