2024年04月22日 17時16分

《スポーツ 》

大学生を市民が応援~鹿屋体大でカレッジスポーツデイ

 Blue Winds presents.2024 カレッジスポーツデイが20日、鹿屋体育大学野球場で開催され、多くの市民が大学を訪れ大学野球を観戦し声援を送った。

写真=トランペット演奏で演出

 カレッジスポーツデイは、鹿屋体育大学の施設等を使用した大学スポーツの試合を行うことで、地域住民が気軽に大学を訪れ、スポーツを「みる」、学生を応援し「ささえる」機会を確保し、地域の活性化につなげていくことを目的に試合観戦を実施している。

 今回は大学野球春季リーグ戦の鹿屋体育大学と鹿児島大学の試合に合わせて実施された。
 時折降雨で不安定な天候だったが、会場となった大学野球場には子ども連れや高齢者など多くの市民が集まり、配布されたスティックバルーンを手に大学生に声援を送った。
 
 また、有志によるトランペットの演奏に合わせて部員が応援歌で会場を盛り上げた。YOUTUBEのライブ配信も行われ、同大学でスポーツ取材や実況を学ぶ大学院1年生の蜂須賀友助さんが実況を担当、部員が解説者となり学生ならではの視点で選手の細かな情報や試合の様子をリアルタイムで伝えた。

 試合は、鹿児島大学が先制するも、すぐに鹿屋体育大学が追いつき逆転、鹿屋体大が投打で圧倒する場面が多く、試合が動くたびにスティックバルーンの音と声援が球場に響いた。

写真=ステックバルーンで応援する市民

 家族で垂水市より観戦に訪れていた高月さんは「鹿屋体大のLINEの情報を見てきました。いつも野球教室なども開催してくれて息子も楽しんで参加しています。」と話し、小学校5年生の成太郎君は「大学は広くて大きい。大学生のプレーはすごい」と大学生のプレーに見入っていた。

 また友達と訪れていた女子高校生は「推しの選手のSNSを見て応援にきました。プレーがカッコイイ」と興奮気味に話し友人も「初めて大学に来たけどカッコイイ」と楽しんでいた。

 配信で実況を担当した蜂須賀さんは「実況を入れることで、より楽しんでもらえるのではと思う。選手の情報などを重視し、球場に来られない方にも少しでも魅力が伝わればと思っています。」と話し、球場の様子や試合の展開など臨場感をたっぷりに伝えていた。

 窪田主将は「応援は本当に有難いです。全日本の球場も応援とブラスバンドがあり緊張感ある中でのプレーになるので意識しやすいです」と話し学生らにとっても好評の様子。

写真=実況生配信を担当した蜂須賀さん(左)

 SNSの配信など学生らが中心となり進化を続ける鹿屋体育大学。カレッジスポーツデイが市民と学生にとって楽しみな恒例行事となり、地域活性化の一翼を担ってきている。
 訪れた市民らからも「よい機会」「大学生には元気をもらう」などの声が聞かれた。

尚、21日の開催予定は雨天の為中止となった。

今後のカレッジスポーツデイは、4月に鹿屋体育大学陸上競技会(27日)と九州大学サッカー1部リーグの試合(27日・29日)、6月に鹿屋体育大学陸上競技会(8日・9日)で開催が予定されている。多くの市民への来場を呼びかけている。

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