2024年05月01日 10時06分

《スポーツ 》

南部九州での活躍誓い、再び目指す全国大会

鹿屋体大野球部全勝優勝~九州地区大学野球選手権鹿児島地区予選

 第111回九州地区大学野球選手権南部九州ブロック大会鹿児島地区予選は29日、日置市伊集院総合運動公園野球場で最終戦があり、第一工科大学と対戦した鹿屋体育大学が3対2で勝利、5季連続14回目の優勝を全勝優勝で飾った。

写真=全勝優勝した鹿屋体大野球部

 鹿屋体大は初回、平塚が左中間へ二塁打を放つと、窪田の中前適時打で1点を先制する。一工大もその裏、武藤、西山の安打で好機を作ると杉山の内野ゴロの間に武藤が生還、すぐに同点とする。

 5回、一工大は鹿屋体大先発井手を攻める。大山が出塁すると二盗を決め得点機を作る。守備の乱れも重なり一死三塁とされると3番坂本の適時打で逆転する。

 鹿屋体大は6回安打と四球で1、3塁とし一工大先発塗木を攻めると、中谷がレフト線への2点適時三塁打を放ち逆転に成功する。

 9回一工大も同点の走者を出し反撃するも、7回から継投した森田が一工大打線を抑え勝利した。継投した森田投手は「9回は昨年サヨナラを打たれた場面と似ていたので焦らず投げたのが良かった」と振り返り「今大会は新球種も覚え思うような投球ができた」と落ち着いて振り返った。

写真=継投し無失点で抑えた森田投手

 逆転打を放ち今大会の最優秀選手賞を受賞した中谷選手は「苦しかったが4年生の意地で打ちました。今大会は久しぶりに全勝優勝できて良かった。南部九州ではチームの勝利を意識した一打を打ちたい」と笑顔で話した。

 藤井雅文監督は「一工大さんは力があったので苦戦した。リードされる場面でも落ち着いてできたのは2月、3月のオープ戦の経験が活きたと思う」と振り返り「南部ではしっかり勝っていきたい」と冷静にその先にある聖地へ焦点を合わせる。

写真=逆転打で三塁へ滑り込む中谷選手(6回)

 昨年、南部九州大会を3連勝で勝ち抜き勢いそのまま全国8強入りし、全国から注目を集めた鹿屋体育大学。今年も学生野球の聖地神宮での活躍を見据え、まずは南部九州大会で神宮の切符を取りに行く。

 窪田主将は「まだまだ反省箇所もある。残り期間で詰めて、南部九州大会もチームのテーマ通りの野球で圧倒的に勝っていきたい」と次戦に向け意気込む。

 再び聖地神宮球場で「BlueWinds」旋風を再び巻き起こすべく、鹿屋体大野球部の挑戦が始まる。
 尚、鹿児島県代表として出場する九州地区大学野球選手権南部九州ブロック大会は5月17日から19日の日程で、鹿児島市平和リース球場で行われる。

大会の結果は次の通り
優勝鹿屋体育大学 2位第一工科大学 3位鹿児島大学 4位鹿児島国際大学

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