2024年04月10日 11時24分

《商工業 》

自らが選ばれた職場に愛着持ち、全力で職務精励を

度鹿屋市中小企業合同入社式で社会人の心構えなど学ぶ

 令和6年度鹿屋市中小企業合同入社式が、令和6年4月5日、鹿屋商工会議所会館で行われ、19事業所71人が、激励のことばを聞き、新入社員研修講座を受講、社会人としての心構えなど学んだ。

主催は鹿屋商工会議所・鹿屋市。
後援が鹿屋労働基準監督署・鹿屋公共職業安定所、主管は鹿屋商工会議所労働福祉委員会。

 鹿屋商工会議所の新屋浩一会頭が、「この春ご卒業の皆様は、コロナ禍で入学した時から大きな制限を受けられた学生生活の中で、就職活動に臨まれ、ご苦労されたと思います。

 管内の業としては、緩やかな回復傾向にありますが、足元では、深刻な人手不足・コスト増・消費の低迷などで伸び悩み、力強さを欠いているというのが現状であり、依然として中小企業・小規模事業者には、厳しい経済環境が続いております。

 今、晴々とした気持ちの中にも不安と期待で一杯のことでしょうが、自らが選ばれた職場に愛着を持ち、全力で職務に精励され、チャレンジ精神を忘れることなく、それぞれの企業の発展に貢献されますよう、ご期待申し上げております。

写真=新屋浩一会頭があいさつ

 また、どのような時でも自分を育ててくれた家族・恩師・友人への感謝の気持ち、お客様・諸先輩方に対する謙虚な姿勢、そして、自分自身の信念を忘れずに前向きに行動し、存在感・信頼感・躍動感に溢れた、大きな人間に育って欲しいと念願致しております。

 未来に向かいそれぞれの職場で精一杯、自らの可能性に挑戦し、個性と若い力を発揮して、大きくはばたくことを期待致しますと共に、その力が、鹿屋市の商工業の発展はもとより、大隅地域の持続的発展となる日を心待ちにしており、これからの長い人生、健康で充実した日々を送られるよう」など式辞。

中西茂鹿屋市長(原口学副市長代理)、鹿屋労働基準監督署の渡邉光広署長、鹿屋公共職業安定所の清藤朋子所長が、それぞれ祝辞。

写真=三和物産㈱の大保さんが決意表明

新入社員を代表して、三和物産株式会社の大保優人さんが、「私たち新入社員・職員71名は、社会の一員として新たな一歩を踏み出すことが出来ました喜びに加え、激励のお言葉に身の引き締まる思いです。私たちが諸先輩方のように活躍していけるかと不安もありますが、いかなる困難にも打ち勝ち、もてる力を存分に発揮出来るよう取り組んで参ります。

 まだまだ未熟ですが、今まで私達を支えて下さった恩師・友人・家族への感謝の気持ちと、本日の感動を忘れることなく、社会の一員として、企業はもとより地域社会に貢献出来るよう努力してゆきます」など決意表明した。   

 参加事業所は次の通り。
 ㈱財宝、三和物産㈱、㈱三和グリーン、㈱TASかのや、国基建設㈱、㈱ジェーエフフーズ、デジタルトランス㈱、㈱三共物商鹿児島営業所、㈱サクラクレパス鹿児島工場、カイコー㈱、㈲マルタ建設、㈱メディケア㈱、宇都電設、㈱アリモトエ業、㈲三井・メディックス、岩越自動車㈱、㈱第一鹿屋青果地方卸売市場、鹿屋市役所、鹿屋商工会議所。

写真=宮之原明子氏による「魅力ある人財になるために」講座

 式典終了後、株式会社清友の宮之原明子代表取締役による『魅力学』~魅力ある人財になるために~の講座があった。
宮之原氏は、様々な企業や各種団体等において心に残る接遇マナーや、コミュニケーションスキルアッフ等のテーマで研修・講座を行っており、関わる全ての方のお役に立つというfor you精神のもと国内外の多方面で活躍中。

 講座では、これから職場の中で、疑問に思ったことや悩みなど、一人で抱え込まず周りに相談、それには上司、同僚とのコミュニケーションが大事、それにはあいさつが大事。また仕事のオンオフを自分の中で持つこと…など話し、ビジネスマナーの基本として第一印象、身だしなみ、笑顔、プラスの表現、報連相、うなずいて聴く、あいさつ、名刺のやり取り、電話対応、仕事の上でのカイゼンなどを説明。
 目標設定、なりたい自分を3年後、5年後、10年後のイメージをし実践を…などを伝えた。

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