2024年06月17日 18時06分

《教育・社会 》

賢く 優しく 逞しい柏原の子としてこれからも羽ばたいて

東串良町立柏原小学校創立150周年記念式典

 東串良町立柏原小学校(橋口大士校長)の創立150周年記念式典が、令和6年6月8日、同校体育館で行われ、卒業生によるパネルトークやミニコンサートがあり、歴史を振り返りながら、今後さらに羽ばたいていくよう地域で祝った。

 児童代表の6年、床並優希さんが「150年という長い年月で、たくさんのこともたちの姿を、この柏原小学校は見守ってきてくれた」「私たちの父や祖父もこの柏原小学校に通っていました」とし、須田先生を偲ぶ会や校庭のセンダンの木にはコノハヅクが巣をつくる様子など思い出にふれ、「わたしは、この柏原小学校が大好きです。

 いつも、みんな仲良く、元気いっぱい校庭で遊ぶことがとても気持ちよく、その姿を窓から眺めているととてもうれしい気持ちになります。豊かな自然に囲まれた環境で、珍しい虫やきれいな花がたくさん咲いていいることも素敵だなと思います。」

 また、委員会活動や6年生みんなで考えた挨拶運動とそうじという朝のボランティア活動にふれ「これまで引き継いできた伝統を大切にしながら、新たなよさを作り上げ、次の世代にバトンをつないでいけたらいいな」などお祝いのことばを述べた。

橋口校長が「学制制定間もない明治6年の創立以来、火災や風水災、先の大戦等様々な苦難を乗り越え、地域の教育の礎として、数々の世代にわたって数え切れないほどの児童を育成してまいりました。

 150年という長い年月の中で、本校は須田訓導をはじめとして多くの先人の皆様の教育への情熱と使命感、そして多大なる努力により、時代の変化に合わせながら、児童の可能性を最大限に引き出し、生命及び人権尊重の精神を根幹に置き、児童に賢く、優しく、逞しい 柏原の子の校訓のもと、自ら学び、
自他を大切にし、最後までやり遂げる」意義を伝え、社会貢献を果たす一員となれるよう育成してまいりました。

 この150周年の節目は、私たちにとって感慨深く、誇り高い瞬間です。その伝統と先人の皆様の歩みの上に、未来に向けてこれまで以上により良い教育環境を提供し、保護者地域の皆様のお力添えをいただきながら、児童の健やかな成長に向け最大限努力していきます。そして、全ての児童が安心して学ぶことのできる学校として、その歩みを進めてまいります。」など式辞。

 宮原順町長、田之畑稔町議会議長が祝辞。横断幕などの記念品紹介が紹介され校歌斉唱、式典が終了した。

 アトラクションでは、卒業生である先輩の久保園舞佳さん(県立鹿屋養護特別支援学校教諭で声楽家)、甫村亮さん(大隅肝属地区消防組合東部消防署消防士長)をゲストに、久木元隆浩教頭が聞き手となり、パネルトークがあって、小学校の時はどんな小学生だったか、部活の思い出や、社会人になっての生活や苦労したこと、児童たちや地域に対してのメッセージなど熱心に聴きいっていた。

 また久保園さんによるミニコンサートでは、唱歌などが披露され、校歌をいっしょに歌うなど、思い出残る一日となった。

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