《教育・社会 》
自分の行動に責任もち たくさんの人と関わりのできる人に
令和7年鹿屋市二十歳のつどい
令和7年鹿屋市二十歳のつどいが1月4日、くしら平和アリーナで開催され、その門出を祝った。
写真=実行委員の湯口敬悟君と中園望丹香さんさんが二十歳の誓い
オープニングアトラクションでは、鹿屋っ子クラブあいさつ、鹿屋農業高校和太鼓部の和太鼓演奏があり、野崎海実行委員長があいさつ。
式典では中西茂市長が式辞、森山裕衆議院議員、花牟礼薫鹿屋市議会議長が来賓祝辞。来賓と中学校、高校時代の恩師が紹介された。
鹿屋市長から二十歳を迎える参加者に記念品が贈呈され、実行委員の湯口敬悟さんが「大学で社会福祉を学んでおり、貧困やヤングケアラーなど子供を取り巻く多くの問題がある。残りの大学生活で多くの知識や経験を積み卒業後は、地元鹿児島でソーシャルワーカーとして、誰一人として取り残されない地域づくりに努めていきたい」。
中園望丹香さんは「幼いころからおせっかいと言われ、いっけんマイナスにとられがちなおせっかいも自分の強みだと認識していて今、看護師を目指すようになった。少しでも多くの人に元気になってもらい、私もより元気になるという相乗効果をみたいと思っている。そこにたどり着くまで理想と現実のギャップに打ちひしがれることもあるかもしれない。今日という一日は、人生の志半ばで旅立っていった人たちにとって、何よりも尊いものであるということ
令和7年鹿屋市二十歳のつどい実行委員会は次の通り(敬称略)。
実行委員長=野崎海
副実行委員長=牧之瀬唯衣
実行委員=石田夢翔、岩元峻河、中園望丹香、野間口彩菜、東別府採華、湯口敬悟。
式典を終え、大学生の小屋敷萌夏さんは「祖父が建築の仕事をしていて、建築に関わる仕事をしたい。自分の行動に責任をもってたくさんの人と関わりのできる人になりたい」。
大学生の西尾優来君は「バレー部で、中学校の恩師が自分たちを導いて育ててくれば、自分もそういう風になりたいので高校の体育教師を目指し、子ども一人ひとりに向き合ってより良い道に導いていきたい」
県立農業大学校の大窪翼くんは、全国和牛登録協会に就職が決まっており、「おじいちゃん、おばあちゃんが牛を飼っていて、
自分が愛情を持って育てていけばそれが返ってくる仕事で、自分で牛を飼うとかでなく、協会の仕事で地域に貢献したい」。
エステの仕事をしている西野優菜さんは、「海外に興味あり、カナダかオーストラリアへ留学してみたい」など将来の報復を語っていた。