《教育・社会 》
介護職の国家資格取り高齢者を支えられる人材になりたい
肝付町二十歳を祝う会
令和7年肝付町二十歳を祝う会が、令和7年1月3日、肝付町文化センターで行われ、20歳になった喜びと抱負を語り、永野和行町長らが二十歳としての自覚を促し、門出を祝福するとともに将来の活躍へのエールを送った。
高山コーラスによる「いのちの歌」「成人祝歌」でオープニング。
国歌斉唱があり、永野和行町長が式辞。
肝付町議会の有留智哉議長と、鹿児島県議会の鶴田志郎議員が祝辞を述べた。
.祝電披露があり、町からの記念品授与があった。
恩師の紹介があり、高山中学校出身の宮園文杜君と、内之浦中学校出身の浦脇優杏さんによる誓いのことばがあった。
肝付町教育委員会の木村政文教育長が閉会のあいさつを行った。
写真=永野町長が式辞
写真=宮園文杜君による誓いのことば
写真=浦脇優杏さんによる誓いのことば
式典を終えて、短大を3月に終え栄養士の資格を取り、肝付町に戻ってきて病院に就職する予定の畠中美和さんは、「栄養士としては、患者様が第一なので、患者様一人ひとりといろんなコミュニケーションがとれるような大人になりたいです」。
東串良の介護施設で働いている勝野ななさんは、「やりがいのある仕事で毎日頑張っています。今後介護職の国家資格を取って高齢者を支えられる人材になりたい」。
楠隼高卒、薩摩川内市出身で韓国の大学生、坂口慈英君は「小学校の頃は宇宙飛行士を目指していたけれど、リスクの割には待遇がよくないと思ったし、外国語に興味がわいてきた。
外国から日本を見てみたい、日本に18年住んで、うち肝付町に6年、実際外に出て住んでみて、知らないこともいっぱいあった。
あと2年学んで、これから同世代の僕たちが社会を出て動かしていく大人の準備、今から大人になっていくという認識を持っていきたい。国際関係の職業に就いて日本人だけでなく、ほかの国の人たちと関わって繋いでいけるような仕事をしたい」。
楠隼高卒、愛知県出身で広島の大学生、福嶋秀太朗君は「まだ実感はないです。二十歳になられ社会人になっておられる先輩方も、働く中、だんだん社会の中で実感し追いついていくことだと思います。やっとスタートに立てたという思いです。
大学では日本文学を学んでいて、出版関係の会社に勤めたい。今、インターネットに自分の書いた文章を投稿したりしています。研究は語学で、やはり日本人として日本語を大切にしていきたいです」とそれぞれ抱負を語っていた。