2023年11月27日 15時04分

《農林水産 》

4人の新規就農者で鵜戸生産組合がスタートし、門出祝う

JA肝付吾平町ピーマン部会の新規就農者はさみ入れ式

 JA肝付吾平町ピーマン部会の新規就農者はさみ入れ式が、令和5年11月24日、鵜戸生産組合の藤崎組合長のピーマンハウスで開催され、研修を終えた4人のピーマン新規就農者に対しエールが送られた。

 また、式終了後、毎月行っているピーマン部会現地検討会が行われ、各ハウスを巡回しそれぞれのピーマンの出来を確認し合っていた。

写真=ピーマン部会の永山裕太部会長(右)と新規就農者

 これは、令和4年8月から5年6月までの期間、鹿屋市新規就農者就農支援事業の研修制度等を活用して就農した新規就農者の門出に際し、部会員である生産者や関係機関等が一堂に会し、新規就農者が生産したピーマンのはさみ入れ式を行い、初出荷を祝うとともに今後の経営発展を祈念したもの。

 式では、肝付吾平町農業協同組合の畠添洋平代表理事組合長と、JA肝付吾平町ピーマン部会の永山裕太部会長があいさつし、JA肝付吾平町の西迫和昭営農指導課指導主査が事業報告を行った。

写真=鵜戸生産組合の藤崎組合長があいさつ

 吾平総合支所長代理の上椙産業建設課長が次の要旨、来賓あいさつ、はさみ入れ式があった。

 JA肝付吾平町ピーマン部会では、平成4年に生産者2名で約60アールの面積から栽培をスタート。

 その後生産者も増え続け、一致団結して、栽培技術の向上などに取り組み、栽培面積約6ヘクタール、生産者20人を超える産地にまで拡大。令和4年産にでは、販売額が4億6千万円を突破。

 このことは、部会の皆様が常に向上心を高く持ち、スマート農業の先端技術の導入をはじめ、K-GAP認証の取得やIPM(総合的病害虫管理)栽培など、環境にやさしい、安心安全なピーマンの産地化に努めてこられたことや、研修生の受け入れ体制を整え、新規就農者の確保や育成に尽力され、独立就農への道をしっかりと築いてこられた結果です。

 しかしながら農業を取り巻く環境は、地域担い手の高齢化や後継者不足、世界的な情勢等による資材価格の高騰など、依然として厳しい状況にあります。

 そのような中、ピーマン栽培を生涯の仕事としてスタートされた4名の方々の「果敢な挑戦」に敬意を表しますとともに、部会員や関係機関の皆様におかれましては、引き続き、技術指導の御助言等、定着に向けた支援をお願いします。

写真=記念のはさみ入れ

 新規就農者は次の通り(敬称略)。
藤崎和樹、佐々木大地(川西地区)
薪息吹、中名主求(吾平地区)

 藤崎さんは、「研修前も知り合いのピーマンの農家にお手伝いに行っていて、研修を受けました。サラリーマンは年功序列とかありますが、自営では自分のやりたいことができると思いスタート、思うようにいかなく、まだまだ手探りの状態ですが、頑張っていきたい」と話していた。

写真=ピーマン部会現地検討会で出来具合を確認

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