《行政 》
20日18時~21日18時まで24時間降水量は大隅地方250㍉
鹿児島地方気象台は、令和6年6月20日16時15分、大雨と突風に関する気象情報第7号を次の概要で発表した。
薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、20日夜から21日午前中にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、21日昼過ぎにかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
写真=20日15時54分 鹿児島地方気象台発表
[気象概況]
華中から九州南部にのびる梅雨前線上の低気圧が東シナ海にあって、21日朝にかけて九州付近を通過する見込みです。薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、引き続き21日昼前にかけて断続的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
また、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、21日にかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
[雨の実況]
降り始め(20日02時)から20日15時までの降水量(アメダスによる速報値)
指宿 217.0ミリ
鹿屋市吉ケ別府 200.0ミリ
鹿児島市喜入中名町 186.5ミリ
肝付町前田 162.0ミリ
鹿児島市東郡元町 159.0ミリ
[雨の予想]
20日に予想される1時間降水量は多い所で、
薩摩地方 70ミリ
大隅地方 70ミリ
種子島・屋久島地方 70ミリ
21日に予想される1時間降水量は多い所で、
薩摩地方 70ミリ
大隅地方 70ミリ
種子島・屋久島地方 70ミリ
20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
薩摩地方 250ミリ
大隅地方 250ミリ
種子島・屋久島地方 250ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性のある期間は、20日夜から21日午前中にかけてです。
[防災事項]
厳重警戒:土砂災害
警戒事項:低い土地の浸水、河川の増水や氾濫
注意事項:落雷、竜巻などの激しい突風
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
桜島では、土石流に注意してください。
[補足事項]
今後、発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。