2026年05月25日 17時14分

《農林水産 》

JA組織・経営基盤の好循環化と食料安全保障の確保を

そお鹿児島農業協同組合 第33回通常総代会

 そお鹿児島農業協同組合(竹内和久代表理事組合長)の第33回通常総代会が、令和8年22日、曽於市大隅文化会館で開催され、協同活動の成果と目標、令和7年度事業報告や令和8年度事計画などが決められた。

 竹内組合長が「農業を取り巻く環境は、国際情勢の不安定さや異常気象による自然災害等、課題は山積しております。

 一方では、県農業産出額が5689億円と過去最高を更新する等、明るい話題も多くありました。
 肉用牛や豚及びプロイラーの飼養頭羽数、お茶や甘しょ等の農業産出額は全国1位であり、輸出額も大きく増額となりました。

 今後も、本県並びに曽於地区が農業生産地帯を維持するためには、担い手不足に歯止めをかけるべく、農畜産物の再生産価格の形成等への取り組みが重要であると認識しております。

 そのような、令和8年度は第11次中期3ヵ年計画の中間年度として、協同で育む食と農の未来の実現に向けて、目指す組織を実現するためのJA組織・経営基盤の好循環化と食料安全保障の確保に向けた取り組みを進めるとともに、多様な組織との連携や組合員・地域住民との対話を重視した事業活動を展開し、地域に根ざした組織としての役割を誠実に果たして参ります。

 今後も役職員一体となり、自己改革への取り組みに鋭意取り組んで参ります」などとあいさつ。

写真=あいさつする竹内和久代表理事組合長

 森山裕衆議院議員(代理)、坂脇健一大隅地域振興局長、中野伸一大崎町長、山野徹鹿児島県経済連中央会長がそれぞれ祝辞。

 次の議事が審議された。
 令和7年度事業報告及び剰余金処分案の承認について
 令和7年度貸借対照表、損益計算書及び注記表の内容並びに附属明細書、会計監査人の監査報告及び監事の監査報告について
 令和8年度事業計画及び関連事項の決定について
 理事の報酬について
 監事の報酬について
 経費の賦課、徴収時期及び徴収方法について
 農業後継者育成対策事業特別拠出金の徴収時期及び徴収方法につい て農業経営規程の一部変更について

 また「J Aバンク基本方針」の変更について
 令和7年度農業後継者育成対策事業の決算報告について
 令和7年度部門別損益計算書についてなども決められた。

 令和8年度事業計画の基本理念等は次の通り。
 JAに結集する人と大地のエネルギーを基本理念に
 ▽地域農業戦略
 ・豊かな大地が生み出すフレッシュな食べものづくり
 ▽生活活動戦略
 ・組合員・地域住民が安心し、快適に暮らせる地域づくり
 ▽経営基盤・組織改革戦略
 ・選択と集中による確実な経営改善・改革

 基本方針
 農業を取り巻く環境は、国際情勢の不安定さや異常気象による自然災害、さらには、高齢化・人口減少が本格化する中で、農業者の減少や耕作放棄地の拡大等の課題が山積しております。
 また、鳥インフルエンザやCSF (豚熱)等の防疫対策についても、依然として予断を許さない状況となっております。

 そのような中、J Aグループでは食料・農業・農村基本法に基づき閣議決定された「食料・農業・農村基本計画」を基軸とし、食料の安定供給の確保や農業生産性の向上、農業資源の有効活用等の取り組みを一層強化するとともに、本県農業産出額のさらなる伸長に向けて、販売力の強化戦略にも引き続き取り組んで参ります。

 令和8年度は、第11次中期3ヵ年計画の中間年度として「協同で育む食と農の未来の実現」に向けて、組合員や地域住民に寄り添った協同組合としての役割を果たすとともに、不断の自己改革の実践と声を聴く活動の積極的な展開により、農業と地域社会の持続可能な発展に寄与するため、次の事項を重点的に取り組んで参ります。

 重点事項
 ①農家経営支援及び収入拡大・コスト抑制対策
 ②組合員の結集力強化による参加・参画の促進
 ③JAグループが一体となったJA・協同組合・国消国産に関する情報発信
 ④組合員の組織活動への参加促進と学習の場の提供
 ⑤JA経営基盤の強化

 それぞれの事業部門での事業方針や事業実施計画も決められた。

写真=特別表彰を受ける坂元修郎氏

写真=特別表彰を受ける吉野寅三氏

 また冒頭、JA総体として特に表彰を行う次の特別表彰があった(敬称略)。 
 合同会社さかもと代表社員
 坂元修郎(松山)
 独自開発した「ぼかし肥料」を活用し、40年以上にわたり有機栽培に取り組まれていることや、一早く海外輸出に挑戦するなどの取り組みが評価され、第55回日本農業賞を受賞されたため。

 株式会社吉野製茶代表取締役
 吉野寅三(志布志)
 「安心・安全でクリーンなかごしま茶」をスローガンに積極的な発信力とリーダーシップのもと、鹿児島県の茶業振興への取り組みが評価され、令和7年秋の褒章黄綬褒章を受章されたため。

 有限会社大崎農園代表取締役社長
 山下義仁(大崎)
 「第27回全国農業担い手サミットinかごしま」において、品質向上や持続可能な農業の歩みが評価され、令和7 年度全国優良経営体表彰経営改善部門で農林水産大臣賞を受賞されたため。

 亀岡牛生産株式会社代表取締役
 人見政章(京都府)
 子牛セリ市の購買者として、長年にわたり県外から曽於中央家畜市場に来場され、曽於地区の畜産基盤の構築に大きく貢献されたため。

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