2026年05月24日 05時39分

《おおすみ雑記 》

古民家など古き良きもの大事にしていく地域に…

 鹿屋市本町の街なかにある築103年の歴史的建造物で「松元利重exhibition with friends at 岩元邸」が、24日まで開催されている。

 また、上屋は少し新しいそうだが、大床(うどこ)造りの大床が200年近く経つとされる大姶良の梅北邸では、この前まで「舞風花の花びらがひらひらと~古民家ギャラリー春の作品展」があった。

 志布志でも、豪商の商家や武家屋敷を改修し、食と癒し宿泊の複合施設ができたり、ほか古民家カフェや古民家の宿なども各地で展開されている。

 都会でのタワーマンションの生活にあこがれを持つ人たちがいる反面、古民家が好きだったり、田舎ぐらしを選択したり移住したりする若いファミリーや定年後の夫婦も増えてきているようだ。

 岩元邸は、しばらく空き家になっていて、3~4年前は人が住もうというような雰囲気や環境になかった現状にあった。

 ただ、今のこの時代ではなかなか梁や柱などの材が手に入らなかったり、指物大工が少なくなったりで、同じような建物を造ろうと思ってもなかなか難しいという文化財的な建物ということで、ここ数年来、ワークショップで床を直したり、障子を張り替えたり、清掃を続けたり、イベント等が出来るようになってきている。

 今では、写真撮影会の場になったり、展示会やオーガニックマルシェが開催されたりで、岩元邸ツアーをしたり、一度は中を見てみたかった…という人も増えてきて興味をもってもらい、それなりの人が訪れるようになっている。

 古民家を維持していくのは大変だが、歴史を好きな人や、古くても良いものに価値を感じる人などが見学したり、活用する方法を聞かれたり、家賃がいくらで借りられるのか…などの問い合わせもあるようだ。

 鹿屋市でも、築100年を超えるような大きな屋敷が、だんだん少なくなってきている中で、大床造りの家など基礎のしっかりしている古民家は、使い様によっては、100年、200年持つ建物だと思う。

 隙間風があったりで、住みにくいという声もあるが、ぜひ、その文化財的な価値を分かる人や企業が、あと10年20年、50年使えるような形にしてもらい、例えば有名の観光地だけでなく、田舎や日本の伝統や古き良きものを探して旅行するようなインバウンド客が喜ぶような何かデザイン、プロデュースして活かして欲しいと思う。

 私自身、古民家が大好きで、真剣にいろいろ探していた時期もあったが、今はそうした情報を興味のある方に提供したり、ちょっとでも何かお役に立てれば…など動いている。

 いろんな空き家、古民家を見てきて、人が入らなくなった家は、4~5年経つと、屋根が朽ちる方向に進み、だんだん住めなくなっていく。
 空き家や危険家屋が増え、社会問題化されている中でも、古きよきものはまだ残っていると思う。
 そうしたことを大事にしていく地域であって欲しいと願う。(米永20260524)

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