2024年02月07日 10時04分
《芸術・芸能 》
鼻の辺りがお父さんそっくり…、そげん男前やっか…
第42回鹿屋市美術展で、南九州新聞社賞を受賞の篠原榮一さん(81)。
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篠原さんは、仕事を定年退職されてから絵画に向き合い、当初は二科会会員で同美展の実行委委員長でもあった有水基雄さんに師事。
あとは自己流で描いてきたいという。
20数年の描画の中で、最近は一貫して鹿児島黒毛和牛の絵を描き、牛の難しい躯体の描写を篠原さんなりに表現、同美展にも数々の作品を出展してきた。
今回の出品は、牛の顔をアップした描いた「おとこまえ」という作品。
![](images/article/7599256503/m/minamikyushushinbun_shinohara.jpg)
写真=受賞作品「おとこまえ」
出展のために何点か描いてきた中で、このアップの絵を観た奥様、幸子さんが「この鼻の辺りとかお父さんにそっくり…」。
つかさず「そげん男前やっか…」という夫婦のやりとりの中で、作品名「おとこまえ」が決まったという。
受賞の半分は奥様、幸子さんのお陰だと感謝。
「いろいろ風景画とか書いてきましたけど、こうして牛を描くのがしっくりきています。今後もこの牛をテーマに描いていきたい」と今後の抱負を語っていた。