2024年05月30日 08時38分

《防衛 》

海自シーガーディアン 来月7日に鹿屋市上空を試験飛行へ

 海上自衛隊が青森の八戸で運用している大型の無人偵察機「シーガーディアン」について、来月7日に鹿屋市上空を初めて試験飛行させる方向で調整を進めている見通しであること分かった。

 海上自衛隊鹿屋航空基地では、南方の海上自衛隊航空部隊として最新の哨戒機「P-1」等による周辺海域における警戒監視等の任務に当たるとともに、部隊の精強性・即応態勢維持のため、日々訓練を行っているが、防衛省は、中国が活動を活発化させている東シナ海の上空での運用ができないか検証することにしている。

 このため鹿屋基地では昨年11月までの約1年間、米軍が無人偵察機「MQ9」を一時配備していたが、この実績を踏まえて拠点に加えたもので、これまで八戸航空基地を拠点に無人偵察機「シーガーディアン」1機を試験運用、周辺海域で飛行させているが、4~6月には八戸基地と海自鹿屋航空基地の間を3回程度往復させ、7~9月には鹿屋基地から東シナ海へ3回程度飛行させて情報収集が可能か確かめる、ということがこの2月に伝えられていた。
 シーガーディアンは、MQ9の派生機。


 その性能などが確かめられた上で、大型無人機を導入するかどうかの判断をし、鹿屋航空基地での離着陸の検証を行い、基地を活用した運用の検証を行う予定だという。

最新の記事

合計 1369 件中 1ページ目を表示

カテゴリ最新記事