《エコ 》
志布志市と㈱ECOMMIT 5R実践 循環型社会実現連携協定
志布志市と株式会社ECOMMITとの「5Rの実践による循環型社会の実現等に関する連携協定」締結式が、令和6年11月20日、志布志市役所本庁で行われた。
志布志市は、一般廃棄物の排出抑制や減量化・再資源化に重点を置いた次の5Rの推進に積極的に取り組み、環境保全に努めている。
5Rとは、
①リフューズ(Refuse)ごみになるもの断ること
②リデュース(Reduce)ごみを発生させないこと
③リユース(Reuse)ものを繰り返し使うこと
④リペア(Repair)ものを修理して使うこと
⑤リサイクル(Recycle)資源として再生利用すること
これらは、
20世紀におけるめざましい経済発展は、大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会経済システムやライフスタイルを定着させ、水やごみ問題を引き起こすなど地域環境を損ない、ひいては地球温暖化やオゾン層の破壊といった地球環境までも影響を及ぼす要因となっています。
私たちは、これらの課題解決のために社会経済システムやライフスタイルを見直し、環境に負荷の少ない循環を基調とした持続的発展が可能な循環型社会を形成し
ていかなければなりません。
という志布志市一般廃棄物処理基本計画のごみ処理基本計画基本理念によるもの。
写真=㈱ECOMMIT川野CEOがあいさつ
今回の協定は、甲及び乙の多様な連携のもと相互に協力し、それぞれが有する人的・物的資源や機能等の有効活用を図り、ごみの減量やリユース活動等、環境に配慮した資源循環等を促進し、地域の活性化及び市民サービスの向上、5Rに根差した循環型社会の形成に寄与することを目的としている。
連携協力事項は次の通り。
①志布志市循環センター等に搬入される使用可能な資源ごみのリユース促進につながる事項に関すること。
②その他、本協定の目的を実現するために必要な事項に関すること。
この日、株式会社ECOMMITの川野輝之代表取締役CEO、向井侯太営業開発部営業企画グループマネージャー、山田一哉同サブマネージャー。
志布志市側から、下平晴行市長、川上桂一郎総合政策課長、外牧隆仁財務課財務グループリーダー、村山睦 市民環境課長が出席。
連携に関する協定の締結式があり、下平市長、川野CEOがそれぞれあいさつ。
株式会社ECOMMITからの提案概要は次の通り。
「志布志市循環センター等に搬入される使用可能な資源ごみのリユース促進につながる事項に関すること」
▽リユース品の定期回収
循環センター等へ持ち込まれる資源ごみの中から、再利用できるものを集め、再流通させる仕組みを提供します。
▽リユース品回収イベントの開催
「資源ごみ」回収から「リユース品」回収へ。
イベントを通して、気軽に資源循環に取り組める環境づくりを行います。
その他、本協定の目的を実現するために必要な事項に関すること
「回収ボックスPASSTO(パスト)の設置」
ECOMMITが運営する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」ボックスを公共施設等に設置し、家庭で不要になった衣類等を次の使い手へつなげる機会を提供します。
「PASSTO」は、使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくる仕組みです。
「PASSTO」は、
PASS TO を短縮した造語で、「次の人に渡す、未来に渡す」を意味している。
暮らしに一番身近な資源循環の入口となることで、生活者の皆様がより気軽に資源循環に参加できる場、“捨てる”以外の選択肢を提供し、サーキュラーエコノミーの実現を目指します。
なお、今回の連携協定に関連して、12月21日(土)7:00~13:00に、志布志市・志布志市衛生自治会事業として、ごみを減らす仕組みの検証を行うため、リユース品の試験回収を行う。