2023年03月16日 13時15分

《二火会 》

鹿屋体育大学活動の取組は

鹿屋二火会3月例会

2050年目標年ビジョン NIFS NEXT30

 鹿屋二火会(金沢幸一代表幹事)の3月例会が令和5年3月14日、鹿屋市のホテルこばやしで開催され、国立大学法人鹿屋体育大学の金久博昭学長による「鹿屋体育大学の取組について」の講話があった。

 金沢代表幹事が、この1年間の会の活動を振り返りながらあいさつ。
金久学長は、「一昨年10月に開学40周年を迎え、今後大学がどこへ向かっていくのかを皆さんにも知ってもらいたい」として、2050年を目標年とした大学ビジョン「NIFS NEXT30」を策定。その内容を話した。

 それは、2000年以降、スポーツ庁の発足、スポーツ・健康づくりに関連する様々な政策の公布、社会のニーズ・関心の多様化、少子高齢化及び情報化社会の進展などにより大きく変化。
情報通信技術・テクノロジーの進展、アスリート支援の高度化及び専門化を加速、体力の改善と健康の増進を目的とした、運動プログラムのマネジメントや成果の可視化に多大な効果を発揮するというスポーツ環境。

ビジョンのミッション

 「教育・学生支援」
学生一人ひとりの実践力、創造的発見力、課題解決力を最大限伸ばす教育及び学生支援を組織的・体系的に展開し、スポーツ、武道、体育及び 健康づくりの各領域における中核的・リーダー的人材の育成。
「研究」
スポーツと武道の運動形式の洗練及び学術的・文化的価値の探究、ならびに「スポーツイノベーション」「スポーツパフォーマンス」「スポーツ&ヘルスプロモーション」に関連する実践的・挑戦的・領域横断的研究の展開による、体力・健康づくり及びスポーツパフォーマンスの向上に資する新たな研究ブランドの確立。
「国際化」
スポーツや武道を通して世界とつながる人材の育成、研究成果の世界への発信、我が国固有の身体文化のクローバリゼーションを積極的推進→教育及び研究における本学の国際化。
「社会連携・社会貢献」
鹿屋体育大学を拠点とする、地域密着型のスポーツ&ヘルスプロモーションの積極的な展開、地域社会のウェルビーイング向上・健康寿命延伸の実現にむけた貢献。

写真=あいさつする金沢代表幹事/講話する金久学長

 研究ブランドの確立に向け、スポーツイノベーション推進機構を設置。未来創生基金を創設。大学スポーツ資源を活用した地域振興モデル創出支援事業としての市民のウェルビーイング向上を実現するスポーツ共創モデル事業。
 地域連携、地域貢献事業は、かのやエンジョイスポーツなどの鹿屋市受託事業(Blue Winds事業)、生涯スポーツ実践センタープロジェクト事業、子ども運動プログラム(Exseed)指導者養成事業などのスポーツ庁受託事業、国立大隅青少年自然の家とのコラボによる海と山を利用した青少年教育事業などがある。

 当面の課題として、スポーツDXの展開と「語り」でスポーツと社会をつなぐ人材の養成、子どもの基礎的運動能力・体力の向上を目的とする運動プログラム(Exseed)の開発と展開、コーチングカの可視化を目的するWebテスト(SCCOT)の開発などを紹介した。

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