2024年08月30日 10時04分

《戦争と平和 》

戦後80年事業に向け次世代戦跡マイスター育成講座始まる

鹿屋市子ども平和学習ガイド講座で13人が学ぶ

 戦後80年事業に向けた次世代の戦跡マイスター育成のための鹿屋市子ども平和学習ガイド講座が、令和6年8月25日、リナシティかのやと、鹿屋航空基地史料館で行われ、参加者13人が、鹿屋市の戦争の歴史を学んだ。

 戦後80年を節目に新たな取組として、市内に通学する小・中・高校生の中から平和学習に興味のある児童・生徒を募り、「子ども平和学習ガイド」を育成するため鹿屋市としては初開催されたもので、小学生5人、中学生4人、高校生4人が応募、今回、その第1回目の講座となった。

 リナシティでは、鹿屋市に存在する戦跡、鹿屋市指定文化財でもある海軍航空隊笠野原基地跡の川東掩体壕、海軍航空隊串良基地跡の地下壕第一電信室のほか、桜花の碑(野里国民学校跡)、金浜海岸(進駐軍上陸地の碑)など。

 また、鹿屋市には、太平洋戦争時に3つの飛行場が存在し、日本で最も多くの特攻隊が出撃した歴史があり、鹿屋海軍航空基地からは908名、串良海軍航空基地からは363名の特攻隊員が出撃し、その尊い命を失いましたなど知識の習得を行った。

 場所を移し、鹿屋航空基地史料館では、特攻隊員の遺影や遺書などを見学し、戦争と平和について学んだ。

 同講座は、今後、11月24日に大学連携によるシンポジウム参加、1月19日に戦跡ツアーによる実地研修、2月23日に認定テストが行われる予定となっている。

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