2025年07月03日 15時22分

《行政 》

合併20年を振り返り 未来がもっと活力あるまちに

曽於市の市制施行20周年式典tと記念講演

 曽於市の市制施行20周年式典が、令和7年6月28日、末吉総合センターで開催され、記念式典で功労者表彰や、曽於市PR大使で走る冒険家Ponちゃん、岩元みさ氏の記念講演があり、満員の市民らが熱心に聴いていた。

写真=五位塚市長が式辞

 同市は、平成17年(2005年)7月1日、末吉町・大隅町・財部町が合併して曽於市が誕生。
 
 合併後20年を振り返り、曽於市の未来がもっと活力あるまちになることを目指して、皆さまと一緒に20周年を祝う記念式典として実施された。

 オープニングでは、巨人伝説太鼓衆、大隅弥五郎太鼓の力強い演奏があった。

 記念式典では、五位塚剛市長が式辞。次の功労者表彰があった。(敬称略)

 〈地方自治右門〉
 元曽於市消防団団長
 戸島啓文
 消防団員として41年3か月の長年にわたり活動され、平成21年4月から平成30年3月まで団長として指揮をとり、地域住民の生命と財産の保護に御尽力されました。

 元曽於市消防団団長
 吉岡浩人
 消防団員として40年3か月の長年にわたり活動され、平成30年4月から令和6年3月まで団長として指揮をとり、地域住民の生命と財産の保護に御尽力されました。

 〈教育文化部門〉
 スクールガードリーダー
 島子正一郎
 平成18年から長年にわたり、安全パトロールや危険箇所の点検など地域の安全を守り、子ども達の安心・安全な通学環境を確保するために御尽力されています。

 吉井淳二記念大賞展企画アドバイザー
 米田安希
 長年にわたり吉井淳二記念大賞展の運営・継承に御尽力され、本市の芸術文化の振興に貢献されています。

 元曽於市体育協会(現曽於市スポーツ協会)会長
 津曲良信
 平成24年から10年にわたり曽於市体育協会の会長として、市民の健康増進と体力向上を推進され本市のスポーツ振興に御尽力されました。

 弥五郎どん保存会
 平成22年に設立。県下三大祭りの一つで本市の代表的な祭りである弥五郎どん祭りの主役「弥五郎どん」を永久に保存・伝承していくために御尽力されています。

 弥五郎どん祭り実行委員会
 平成22年に設立。弥五郎どん祭りの主体となり、11月2日の弥五郎どん祭り前夜祭から、11月3日の本祭、Ⅱ月5日の解体まで企画運営に御尽力されています。

 末吉流鏑馬保存会
「住吉神社の流鏑馬が県指定文化財となった昭和56年頃に設立。長年にわたり馬の飼育・調教、 射手の選定・指導などの流鏑馬の運営に御尽力され、地域の文化財保護に貢献されています。

 熊野神社の鬼追い保存会
 昭和52年に熊野神社周辺の6集落により設立。長年にわたり県指定無形民俗文化財「熊野神社の鬼追い」の保存・継承に御尽力され、地域の文化財保護に貢献されています。

〈産業経済部門〉
 元曽於市農業委員
 末平文明
 旧財部町で5期15年、合併後4期12年の長年にわたり、農業委員として本市の産業経済の発展に大きく寄与されました。

 元曽於市農業委員
 福岡義信
 旧財部町で2期6年、合併後4期12年の長年にわたり、農業委員として本市の産業経済の発展に 大きく寄与されました。

 元曽於市農業委員
 竹下一成
 合併後4期に年の長年にわたり、農業委員として本市の産業経済の発展に大きく寄与されました。

 ふるさと協議会
 平成18年に本市と災害時における応急対策に関する協定を締結。長年にわたり災害発生時の応急作業、パトロール、河川清掃等の活動に御尽力されています。

 〈社会福祉部門〉
 曽於医師会立病院医師
 永田秀穂
 平成7年から長年にわたり恒吉地区診療所の医師として御尽力され、地域医療の充実に貢献されています

 フードバンクそお(財部町身体障害者協議会)
 平成30年に活動を開始。全国の企業や国の省庁等からの食料提供を受け、生活に困窮される方々、 子ども食堂、福祉施設等を支援する取り組みに御尽力されています

 来賓祝辞、来賓紹介があり、岩元みさ氏による「自分を生きる」を演題に記念講演があった。

 岩元さんは、中学時代の3年間を大隅中学校で過ごす。
 これまでサハラマラソン(237㌔)、ナミビア砂漠ナミブレース ( 251㌔)などのウルトラマラソンを完走。
 昨年は南極マラソンに出場し154.2キロを走る。

 記念講演では、自身の中学生時代、身体を動かすことが好きでソフトボールに打ち込み、高校生時代では学校生活、部活や人との関わりの中で、冬休みが終わった時点で自主退学を決意。
 別な高校へ再入学し、卒業後はアルバイトを掛け持ちし、人生模索をしながらやはり走ること、サハラマラソンへチャレンジしてから走る冒険家として、様々な挑戦を続けている。

 そうしたいろんな葛藤の中で自分の生きる道を求め、ウルトラマラソンに参加し、南極マラソンへの参加の切符を手にした。

 少しでも荷物を少なくという中で、ウルトラマラソンに必要な持ち物をずらりと並べ紹介し説明。

写真=PONちゃんの背負っていた重たいリュックを背負いトーチを持つ参加者

 南極マラソンで体験したこと、思い通りにいかない中、転んでも笑顔で起き上がり、転んでも笑顔で起き上がり、参加者から早いねと言われるより、強いランナーと言われたこと。

 肉離れをして痛さをこらえながら足を引きずって歩いて進んでいると、追い越していった選手からスティックを渡してもらったり、痛み止めをくれたり、心が折れそうになりながらも遅れて一番ビリケツでゴールした時に、先にゴールした参加者がずっと待って円陣を組んで迎え入れてくれたときの映像を紹介しながら、感謝の気持ちと挑戦することの大切さなどを伝えた。

 市制施行20周年記念事業は次の通り。

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