2024年05月21日 09時12分

《行政 》

梅雨時期前に豪雨災害備え~串良川でポンプ試運転

 梅雨時期及び台風・大雨による浸水被害に備え、鹿屋市串良樋管・岡崎第3樋管固定排水ポンプ試験運転が、令和6年5月17日、岡崎第3樋管(豊栄橋下流側約220m串良川沿い)と、串良樋管(串良総合支所東側 串良川沿い)で行われた。

写真=内水を勢いよく串良川へ放出

 今年は、21日には沖縄が梅雨入りするとされ、大隅地方も平年は5月30日ころだが、令和4年は7月6日前後に大規模広域豪雨となり大隅地域は多数の災害が発生、串良川では床上浸水4戸、床下73戸数の計77戸の被害が出た。

 鹿屋市ではこうした増水被害対策を国(大隅河川国道事務所)と、町内岡崎地区を流れる永和川(川幅約3メートル)の雨水等を串良川へ放出する排水ポンプ排出テストであり、固定排水ポンプにより、串良川増水による逆流防止ゲートを閉鎖し、内水を強制的に串良川へ排水するための試運転となった。

写真=タンクローリーから排水用の水を注入

 岡崎第3樋管放出テストでは、永和川の水門が閉じられ、排水管にから吸い上げられた水流が勢いよく放出テスト。4基同時に吸引されると土手に勢いよく流れ、永和川の水位がぐんぐんと下がっていった。

 串良樋管放出テストでは、タンクローリーから放出された大量の水を放水する予定だったが、電気系統の故障でポンプが作動せず、改めて排水することとなった。

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