2024年05月30日 17時52分

《芸術・芸能 》

大隅史談会発行の「大隅」第六十七号~26編25人が寄稿

 大隅史談会発行の「大隅」第六十七号がこのほど発行され、26編25人の寄稿が掲載してあり、購入希望の方は、事務局まで連絡を…など呼びかけている。

内容は次の通り。

垂水市の祭祀遺構と遺物~石冠を中心に~ 高嶺光佑

クマソと神武東征 新留俊幸

隼人の乱と持統天皇 武田悦孝

天智天皇と皇后に薩南で亡くなった 内倉武久

大隅の大型板碑 上床真

島津氏久逆修塔 羽生文彦

天海は明智光秀長子光慶の化身 光慶末裔が語る光秀長子光慶と家康との出会い 柳別府武志

悲劇の権勢人 伊集院忠棟幸侃入道 橋口滿

垂水の文化と薩藩漢学者その三 上園正人

石碑から見る大隅の歴史~その六~
・大隅における西南戦争の招魂碑(墓)等の一覧と写真
・山元可也之墓~錦江町大根占馬場、大根占小学校西墓地~そのニ~
・長野榮松翁中原祐一~大隅町園林寺墓地~
・百引村本願寺説教所の半鐘~鹿屋市輝北町歴史民俗資料館蔵~ 瀬角龍平

岐阜県関ヶ原町「関ヶ原古戦場址」大垣市上石津町「馬頭坂・瑠璃光寺」宇宿啓志

末川家関連文書から見た新城島津(末川)家~1越前島津家再興と新城島津家~末川大史朗

野村伝四と寺田寅彦の友情(前編) 四宮義正

昭和二十年八月五日鹿屋市花岡空襲と垂水空襲 小手川清隆

垂水海軍航空隊特殊地下壕の保存活用について 小手川清隆

軍歴証明書で辿る曽祖父の足跡 新原清実

特攻専用機 剣 大野文明

教育者・池田俊彦伝 朝倉悦郎

錦江湾奥の生活と人々をつないだ「今村丸」について 東川美和

令和五年度の「現地研修会」の報告 朝倉悦郎

俳句 垂水俳句講座他

短歌⑴ 肝付短歌会

短歌⑵ 蒼短歌会鹿屋・曽於支部

薩摩狂句 渋柿会鹿屋支部

檍神社(エッセー)畑地芳子

出版の紹介 『サツマイモ本土伝来の真相』(右田 守男著 東洋出版)   事 務 局

【会員名簿・編集後記】など


瀬角龍平会長の巻頭言          

 『大隅』第六七号を無事発行できたことに安堵している。
 毎号の発行に向けて、史談会の役員がそれぞれ時間をやり繰りしながら、鹿屋東学習センターの一室に会して編集作業を行っているが、とても充実した時間である。
 役員のほとんどは仕事の一線を退いたものばかりで、編集の合間には誰知らず冗談や、たわいない話なども披歴されるのだ。
  一つには白井事務局長の切り回しの手際の良さにあることは言うまでもない。
 ところで、政府自民党の政治資金パーティー収入を巡る銅臭まみれの事件は呆れてものが言えない。誤解を恐れず言えば、「ネジが馬鹿になっている」のだ。
 また、年明け元日の能登地域の大地震、そして津波災害は今更ながら日本が地震の国であることを突き付けられた思いがしている。早急な復興が待たれる。
 世界に目を転じると、ロシアとウクライナの戦闘の解決の糸口が見いだせないうちに、イスラエルによるパレスチナ自治区(ガザ地区)へは無差別な爆撃が続いている。ナチスによるホロコーストを経験したユダヤ人の国が、今はパレスチナヘの殺戮行動を止めようとはしないのだ。
 郷土史という歴史研究と、これら混沌たる現実世界とをどうつなぎ理解するのか、時に無力感を覚えることもある。
 しかし、歴史研究を止めようとは思わない。

◇ ◇ ◇

事務局
〒893-0064
鹿屋市西原3丁目8-17
大隅史談会事務局
白井森芳
090-3735-1246

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