2024年12月28日 23時47分
《四季の話題 》
太田どんの傘祭り、一つ屋根の下、人が集まり、和やかなトーク、よか正月なあ
曽於市月野にある太田神社では、大きな2つの水車のある広場で、太田どん傘祭りとして、多くの傘が地元の人たちによって彩られ、通り行く人たちの目を引いている。
看板には「太田どんの傘祭り、一つ屋根の下、人が集まり、和やかなトーク、よか正月なあ」と、初詣の参拝者用にメッセージを伝えている。
大田根古命(おおたねこのみこと)を主祭神とする太田神社は、病気治癒の神さまとされ、コロナ禍では、疫病退散のご利益があると、訪れる人も多かったが、令和7年の正月にはこの傘がお出迎え。
太田神社の言い伝えは、崇神(すじん)天皇の時代、疫病が大流行し多くの民が亡くなったが、天皇の夢に、大物主神(おおものぬしのかみ)が現われ、「疫病は自分のせいなので、子孫の大田根古命(おおたねこのみこと)の手で、自分をまつらせれば、それはおさまる」といったので、その通りにしたところ疫病は収束したと言い伝えられている。
病気治癒の神さまと、農耕、牛馬安全の神さまでもあり、今年のお正月は、その1年の安全を祈願してみては…。