《エコ・環境 》
空間に脈を作り風を通すこと…鹿屋市で草の刈り方ミニWS
『草の刈り方 ミニワークショップ』が、2026年7月8日、鹿屋市野里町で開催された。
講師は、京都の増茂庭園設計舎代表で、一級造園技能士、大地の再生士の増茂匠氏。
鹿屋市では今年の1月にワークショップを開催してから今回で4回目。
再生した古民家周辺の庭を手入れをしながらワークショップ。
建物周辺のエリア全体の水と風を見てみる。重たい空気と軽い空気がり1本の流れの脈があり、風の流れが滞ると、空間全体が影響を受ける。
草刈りをする目的はまず、風を通すこと。
草刈りを始めると、見た目をとことんきれいに刈って、そこにすごいエネルギーを使ってしまう。
ノコギリ鎌を使って、八の字を書くように縦、横、斜めなど草を払って、そこに空気の通る隙間を作ってあげる。
脈を作ってあげると、風が通りエリア全体の空気を動かしていく。そうすると根っこ周りの空気も動き、地面の中の空気も動かしてあげると、息がしやすくなってそのエリア全体が元気になっていく。
また、生け垣等の樹木の場合は、草刈り機を使って、これも縦横まっすぐ揃えて空気をそこで止めてしまうのでなく、風が通るようにしてあげる…など実際に手鎌や草刈り機を使ってやり方を教え、参加者が、庭の草刈り実践を行い、程よく風が通り陽射しが差し込んで心地良い庭になっていった。
お昼時は、地元でとれた野菜やお漬物、もち米をブレンドした有機米のおにぎりでランチ、古民家でいただき、それぞれがこの日の感想や自己紹介を行い交流した。
増茂氏は、大正11年創業の造園業の家に生まれ、高校卒業後は海外へ渡り、アメリカ・イタリアでの語学留学、アフリカ滞在など行い、帰国後は、自然とともに生きる道を求めて造園業界へ。
2015年に「大地の再生」に出会い、矢野智徳氏に師事、全国各地の現場をともに巡る中で、自然環境の目に見えない声に耳を傾ける技術と姿勢を学ぶ。
2018年に「杜ノ匠ノ」を開業、地域に根ざした造園・土壌改善の活動を始動。庭づくりと環境再生の実践を本格化。
2022年には家業を継承し、造園の技術と大地の再生の思想を融合させた「合同会社 増茂庭園設計舎」を設立。
全国からの依頼を受けながら、自然の力と共鳴する空間づくりを行っている。
参加者は、「草刈りを始めると、全部きれいにしないと気がすまなくなって、とても疲れていたが、風を感じる庭造り、草刈りを学ぶことができてよかった」など話していた。




















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