2026年10月17日 05時22分

《伝統 》

1日かけて町内を巡行 鹿屋市王子町の鉦踊り・銭太鼓

 鹿屋市王子町の鉦踊り・銭太鼓町内巡行が、令和8年10月11日(日)、王子町内一円で開催された。

 例年、新田川開通記念の旧暦8月28日頃、小学生から大人が1日かけて演じて町内を巡行している。

 町内巡行に先立ち、8日には新田川の起点でもある和田井堰公園で、和田新田土地改良区の神事が執り行われ、王子町鉦踊り・銭太鼓奉納もあった。

 鉦踊りは、江戸時代の宝暦3年(1753年)の島津藩新田開発に伴う新田川開通を記念しては始まったと伝えられている。

 銭太鼓は、昭和35年(1960年)頃、「出雲の銭太鼓」に倣い王子町民が立ち上げ、一時中断後、平成22年(2010年)に再開したもの。

 この日早朝、踊り手が王子町公民館に集合。
 2組に分かれ、町内を夕方まで巡るという町内会を挙げての伝統行事。
 遠くまで響き渡る鉦の音と掛け声に合わせ、行く先々で踊りを奉納。
 各家庭や事業所からはたくさんのお花が寄せられ、踊りが終わると口上を披露、周りから盛んな拍手が沸き上がっていた。

 王子町鉦踊りは、平成2年に鹿屋市無形民俗文化財(第29号)に指定、さらに令和2年4月には鹿屋市内から2件目となる鹿児島県指定無形民俗文化財(第66号)に指定されている。

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