2025年09月14日 21時12分

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自然の力で育った野菜のおいしさを学校給食で!

大崎町の全小・中学校で9月から地元の有機食材を使った給食

 大崎町の全小・中学校で、地元の有機食材を使った給食が、令和7年度2学期からスタートした。

 9月11日には、町内の6小学校、1中学校の約1000食で、町内産ごぼうを使ったさつま汁がメニューとなり、中沖小学校では、有機農家のななくさ農園、吉岡慎司さん(42)が、有機野菜について説明。

 また、お米は100%町内産を利用、この日からなつのほのかの新米が献立となり、健康的でおいしい給食をいただいた。

 同町では、令和6年度からふるさと納税を活用し、学校給食の完全無償化に取り組んでいる。

 さらに、この2学期からは、地産地消と有機農産物の利用を促進。地元産有機農産物を使用することで、児童生徒のさらなる健康向上に寄与。

写真=田原百野教諭が、クイズを出して有機ごぼうを紹介

 今回の有機野菜は、日本一のリサイクルの工程で生ごみを堆肥化した「おかえり環ちゃん」を使用し、大隅衛生企業㈱のななくさ農園が生産。
 同町では、これら特色を生かした学校給食により、持続可能な食糧生産等に対する理解を深めるとともに、さらに食育を推進していく。

 この日の献立は、有機ごぼう入りのさつま汁、あじのみそマヨやき、あんのういもムース、大崎町産ごはん(麦入り)、牛乳。

 田原百野教諭が「有機野菜をあじわおう給食!」として、
ゆうきやさいってなんだろう。今日の特別な野菜は?…としてごぼうを紹介。

 有機野菜とは、どのようにつくられた野菜でしょう?農薬を使っていない、安全で安心な野菜。今日は有機ごぼうをいただきます…として、吉岡さんが、畑の様子など写真で紹介。

写真=有機農家の吉岡慎司さんが有機野菜について説明

 農薬を使わないから環境にも優しいけれど、使わないことによる苦労もあること。
 また、町のリサイクル工程で生ごみを利用したたい肥で作られていて、町内で循環型農業を実践していることなど説明した。

 「ちょっと特別な農薬を使わずに、自然の力で育った野菜のおいしさを感じてみましょう!」と、味わいながら食べていた。
 今後も色々な有機野菜を給食で使用していく予定となっている。

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